🛁【昭和な話】父が作った手作りバスルーム🛁入り口は自宅の窓?

昭和初期~中期は風呂なしの家が多かった

 

いつだったか、「パパと呼ばないで!」(主演:石立鉄男・杉田かおる)の再放送を見ていた時、二人は一戸建ての家を間借りして住んでいたのに、「ちょっと風呂行ってくる」というセリフがありました。

 

そのセリフを聞いて思い出したのが、子供の頃の事。

お風呂が付いていなかったのはアパートに限った事ではなく、一般の一戸建て住宅にも「風呂なし」は多かったように記憶しています。




 

銭湯の数は多く、今とは違って安い入浴料で入れたもので、自宅にわざわざ高額の浴室を作って他の部屋を削ったりしなくても、充分に満足できたんです。

 

ちょっと歩けば銭湯がありますし、銭湯は大浴場。

ですが、ご近所の家にお風呂があると、「すごいね。あそこの家、お風呂があるんだよ」なんて、子供の頃に話していたような気がします。

 

家族揃って銭湯通いなんて、結構当たり前にあった話でした。

私は小さい頃、台所で洗われていた記憶があり、多分、銭湯には行ってなかったのかな?

兄と姉が父や母に連れられて、銭湯に通っていたのでしょう。

 

うちの両親は、家族の反対を押し切って駆け落ちしたような夫婦だったので、実家からの援助はなく、とにかく貧乏でした。

そして入浴料が惜しいのか、ある日、父が自宅に浴室を作ってくれたんです。

 

父は大工でも何でもなく、ただのサラリーマンでしたので、バスルームとは言っても、木の柱にトタンを打ち付けただけの簡単なもの。

 

それを窓から出入りできるように家の敷地に建て、ドアは作らずに、窓から出入りできるようにしてくれました。

浴槽は父がお友達から頂いた物で、どんなお風呂だったかはハッキリ覚えていませんが、窓をよじ登って浴室に入った事や、その浴室が電球で照らされて薄暗かった事は覚えています。

 

 

お湯はどうやって沸かしていたのか、どれくらいの広さだったのか、父が亡くなり、母が記憶障害となった今では分からないお話となってしまいましたが、どうしてだか1~2歳の頃の記憶なのに、ずっと覚えているんですね。

 

その当時住んでいた家は長屋で、同じ所に住んでいたのは3世帯。

お隣の子と一緒に、毎日ゴザ(だったか新聞紙だったか)の上でオママゴトをしていたんですよ。

 

そこには2歳まで住んでいましたから、私の記憶ではかなり広い家なんですが、母が元気な時に聞いた話だと、4畳半の居間に2畳の台所しかなかったようです。

もちろん、全室風呂なしです。




 

学生時代

テレビが無い=風呂が無い

 

学生の頃、先生が「この中でテレビが家にある人はどのくらいいるの?」と聞いていたので、自宅にテレビがある人が手を挙げると、教室の約半分くらいの人しかいませんでした。

 

4畳半のアパートに一人暮らしをしている友達が多く、テレビがある人のほとんどは実家から通っている人たち。

 

そして、4畳半のアパートにお風呂が付いているのは珍しい話だったので、テレビがない人のほとんどがお風呂のないアパートに住んでいたように思います。

 

 

そんな時代に流行ったのが、畳半畳ぶんのスペースで設置できる、組み立て式のシャワールーム。

友達の中に1人だけ購入した人がいましたよ。

 

使用すると部屋中湯気がすごくて、気をつけないと室内がカビ臭くなると言っていました。

ですが、そのシャワールームはすごい勢いで売れていった、大ヒット商品となったんです。

 

父が作った浴室のようなトタンで出来た部屋ではありませんが、安い住居やアパートに住むなら、何とかしてバスルームを設置したいものですからね。

 

最近のシャワールームはこんなにオシャレですが・・・。

 

今は銭湯が少なくなったり、コインシャワーやインターネットカフェのシャワールームが利用できたりと、随分お風呂事情は変わってきました。

 

また、せまいアパートでも、シェアハウスの形でキッチンやバスルームを共用するスタイルも流行っていますね。

コインシャワーもシェアハウスも昭和には存在しましたが、今はとにかくデザインがステキ。

キレイでオシャレです。

 

でも、どんなに素晴らしいデザインのお風呂があっても、ステキなシェアハウスができたとしても、私にとっては、子供の頃に父が建てた下手な浴室が一番で、それを越えるものはありません。

ただただ、懐かしい。

今回は、そんな昭和の思い出を一つ、ご紹介してみました。

 

 

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