🌷人手不足が深刻な介護の現状 サービスの地域差をどうするべきか

介護サービスについて訪問

看護士さんたちに伺ったところ・・・

 

本来なら、24時間体制で介護サービスが受けられるところ、実際にはどうなのかと思い、訪問看護士さんたちに伺ってみました。

 

すると、皆さん口を揃えて言ったのが「人がいないから介護サービスを充実させることが難しい」という話。

 

しかし、もしも24時間体制のケアが全く受けられないのであれば、「定期巡回・随時対応型訪問看護介護」は何の意味があるのでしょう?




 

厚生労働省はこのサービスを、どうやって実行しようとしたのか?不思議に思いました。

 

東京の訪問看護士さんたちは、深夜でも車で訪問しているので、人手不足とは言っても動きはあるようですよ。

 

ですが、「地方なんかは看護士が少なくて、ほとんどできない所もあるの」と、サービスの地域差についてお話していました。

 

「本当は誰でも平等にサービスを受けられなければいけないんだけど、どうしても難しい」というのが、看護士さんたちのお話。

 

地域によって独自の介護サービスを展開

 

そうなれば、サービス提供が難しい地域では、何らかの形で対応しているに違いない。

と、色んな地域を調べてみました。

そうしたら、やはり、どこでも緊急時に関しては、24時間の電話対応があるようですね。

 

室内で転倒して、大した怪我はしてないけれど、障害物があって立ち上がれないとか、体調に異変を感じた時など、救急車を呼ぶほどの問題ではなくても助けを必用とする事があります。

 

ベッドから滑り落ちてしまった時など、誰かに力を借りながらベッドに戻る事が出来れば、いつも通りの生活に戻れます。

その力を借りる時間は、ほんの数分でいいのです。

 

なので、どこの地域でも電話窓口が設置してあります。

地域によって夜間の窓口は違うことがあり、役所の警備員室であったり、担当の課であったり、夜間だけ電話が施設に転送されたりと、様々です。




 

夜中の循環についても、オムツ交換等の排せつ介助、糖尿病患者さんのインスリン注射、痰の吸引など、人手不足の中、短時間のケアを何とかこなしているのだとか。

 

ご家族やご利用者さんのご希望通りにならない事はあるでしょうけれど、人がいない中、地域ごとの努力を感じますね。

 

そして、各地域で格差をなくすために、ご家族やご本人ができるところは何とか頑張って頂き、サービスで補うべきところはサービスでという形になっているようですよ。

 

夜間の訪問介護・訪問看護の職員さんがもっと増えていけば、充実したサービスを提供できるようになるのでしょうけれど、まだまだ介護サービスには課題が多いですね。

 

介護サービスの改善には

ご利用者さんや地域の皆さんの声が大切

 

介護サービスには多くの課題があり、これを改善していく事は、同時に皆さんの生活を充実させていく事にもなります。

 

ですが、ご利用者さんの中には福祉関係の方に「お世話になっている」「身の回りの事をやって頂いている」と、困った事があっても発言なさらない方が多くいらっしゃいます。

 

例えば実際の例を挙げると、一人暮らしの方から、電球や蛍光灯が切れた時のお話を伺った事がありました。

 

照明が切れた時、暗くなってしまえば室内を歩く事ができなくなるので、日が暮れる前に電球(蛍光灯も)交換がしたかったのだそうです。

 

交換したいと思っていても、足元が不安定な高齢者が脚立やイスの上に立って交換するのはかなり危険ですね。

 

その方は介護サービスを利用せずに、いつも電気屋さんにお願いしていたらしいのですが、そうなると高額な料金がかかってしまうのです。

 

電気屋さんに頼んで交換してもらうと、出張費だけでも3,500円+消費税がかかり、電気屋さんは電気交換にかかる技術費等を無料にしていましたが、もったいないお話です。

 

お隣りとか近隣の方にお願いする事を提案してみましたが、その方のお話では、「わざわざ来て頂いたのにお茶も出さないなんてできないし、私がもっと動ければいいんだけど、お茶を出すのも大変で」と仰っていました。

 




お客様の声を元に作った車椅子

 

当時は、ホームヘルパーを頼むのに事前に予約をしていなければならず(今もですが)、「随時対応型訪問介護」などありませんでした。

 

もちろんその方のお話はケアマネージャーに伝え、その後はケアマネージャーに対応して頂きましたが、こういった「声」が多く集まる事により介護サービスは改善されていくものです。

 

ケアマネージャーは、訪問時に必ず「何か困った事はありませんか?」と質問しますので、このようにご自分で「ちょっとした事」と思える内容でも、お話してみてはいかがでしょうか。

 

また、ご家族に高齢者がいない方も、気になる事があれば役所や厚生労働省のホームページからお伝えする事ができます。

 

例えば、私の地域で言えば、病院行のバスの席に空きがないという問題があります。

あまりに高齢化が進んでいるため、高齢者が高齢者に席を譲っている場面をよく見かけるのです。

 

病院に向かうバスなので、皆さん何らかの病気やケガを抱えているはず。

席を譲っている方も辛いと思うのですが。

私は役所の投書箱に意見を入れておいたので、時間がかかるでしょうが、何か考えてくれるとは思います。

 

皆さんもぜひ、改善して欲しい事があれば、役所かどこかで「声」にして下さい。

人手不足の問題も、どうにか解決できるといいですね。

 




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