🌳認知症は早期発見・早期治療が大切④

ご家族が認知症と診断されると、どう接したらいいのか悩むことがあります。傷つけたくはないけれど、どうしても言わなければならない事も色々あるもの。では、認知症のご家族にはどのように接していけばよいのでしょうか?
家族はどう接したらいいの?

ケアで気をつけたいこと・心掛けたいこと

 

認知症と言っても症状はひとそれぞれ。

細かい事を言ってしまえば、接し方は人によって違うのかもしれません。

なので、認知症のご家族に対して、どういった事を気を付けながら接していくべきか、今回も東京慈恵医科大学附属病院の繁田雅弘先生の記事をご紹介いたします。

 

ご本人は能力がまだあるのに、自信を失ってやらなくなってしまう事が多い。

「認知症は自信を失う病気である」と説明してもよいくらいです。

ですから、家族はなによりも失敗させない事を心がけて欲しいと思います。

約束をしょっちゅう忘れたりすると、多くは「また忘れたの!」といった言葉が出てしまいがちです。

家族からすれば、元気だったころの姿が忘れられないからです。

やはりしっかりしてほしいと思います。

そんな家族のお気持ちはお察しします。

朝日新聞(朝刊) 2017年11月25日31面掲載より




 

どうしても、認知症になる前の元気な状態を求めてしまうのでしょう。

「どうして間違えるの?」「どうして忘れるの?」の連続。

 

うちの母についても、「どうしてガスコンロの火を消し忘れるの?」と思った事も。

(安全装置付きのコンロに買い替えましたけどね)

 

そんなご家族を傷つけて、自信を失うような言葉を投げかけてはいけないのでしょう。

 

けれども、認知症の人は、自信を失って、できるのにやらなくなっている部分が大きいのです。

できそうだからやってみようと、もう一度思い直してもらうには、失敗させない事が大切です。

失敗しないで頑張れると、気持も安定してさらに色々な事ができます。

するとご本人は病気と正面から向き合えるようになります。

逆に追い込んでしまうと、しなくてもいい失敗をしてしまい、本来できる事も諦めてしまいます。

すると、それまでなかった(自分は)病気だという意識が出ることもあります。

朝日新聞(朝刊) 2017年11月25日31面掲載より

 

繁田先生は「失敗させない事」が大切だとおっしゃっています。

確かにそうですね。

つい、「なんで分かんないの?」「なんで忘れるの?」と言ってしまいますが、そんな事がないように、家族が出来る限り気を付けなければいけないんですね。




 

実際にはご家族も忙しい毎日を過ごしていらっしゃるから、気をつけていても「なんで?」という事はあるのでしょう。

それでも、気をつけていれば失敗はかなり減るに違いない。

 

進行を緩やかにするのはリハビリや薬、生活環境の調整、ケアなどの複合的な力です。

しかし、薬やリハビリで能力を高める事ができたとしても、その能力を実際の生活場面で発揮できるかどうかは気持ち次第です。

治療やリハビリの効果を生活に反映させるためにも、ご本人が自信をもってやってみようと思えるかどうかが大切なのです。

朝日新聞(朝刊) 2017年11月25日31面掲載より

 

認知症の治療というと、薬やリハビリを中心に考えてしまいますが、ご本人の気持がすごく大切だという事なんですね。

ご本人が自信をもって、自分で出来る所は自分でやるという事が重要。

ご家族はそのためにフォローしてあげるという事ですね。

 

これで、朝日新聞に掲載された繁田雅弘先生のお話は終わりです。

認知症のご家族に対して、どう接するか戸惑う事はあるでしょうし、ご家族の方が精神的に参ってしまい、ケアを必要とする場合があります。

 

どうか一人で抱え込む事のないように、介護サービスをうまく利用しながら、認知症のご家族と幸せな時間を過ごしていきましょう。

 

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