「熱中症」よりも怖い「夏血栓」の脅威!その予防法について解説③

この記事は、2018年7月17日に日本テレビの人気番組「スッキリ!」で放送された「夏血栓」についての特集をまとめたものです。あまり耳慣れない言葉「夏血栓」。一体どういうものなのでしょうか?



 

「夏血栓」特に注意が必要な人は?

 

加藤さん>「夏血栓」に注意が必要な人は・・・?

大谷院長>アルコールを多量に摂取される方。これはアルコールの利尿作用によって脱水が進んでしまいますから、血液がドロドロになってしまうんですね。

 

 

加藤さん>アルコールというのは水分に見えるんですけど、脱水につながるという事なんですね。

ウエンツ瑛士さん>僕は実際に熱中症になったことがあるんですけど、その時はやっぱりアルコールを飲んでいました。

で、夜にクーラーが途中で切れてっていう事があったんです。熱中症も、熱中症の症状っていうより、なんか風邪に近いような、急に寒さがきたりとか、「インフルエンザになったかな」という症状に近かった。結果的に熱中症だったんですけど。

だから、初期症状で挙げられているパターンとは違ったパターンもあったんです。



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大谷院長>さっきの「風邪みたいな」というところの、倦怠感のようなところは似ていると思います。

ウエンツさん>症状について、決めつけない方がいいなと、自分では思うんです。

大谷院長>おっしゃる通りです。風邪かなって思ったら、倦怠感を伴った熱中症。また、先週いらっしゃった患者さんは、「風邪で頭が痛い」とおっしゃっていたんですけど、おかしいなあって調べたら「脳梗塞」でした。

加藤さん>(驚)ええ~!じゃあ、初期症状は本当に似ているってことですね?

で、次は「血管が傷つきやすい」とありますが・・・。

 

 

大谷院長>「血管が傷つきやすい」ということでは、「コレステロールが高い」「血圧が高い」というのが動脈硬化のリスクになります。血管が傷ついてしまいますと、そこに血栓が付きやすくなってしまいます。

加藤さん>まあ、若干肥満の方だったりするという事ですよね?

大谷院長>そうですね。でも、どなたでも起こり得ることです。

さらには、同じ姿勢をとり続ける、デスクワークのサラリーマンの方などは皆さんそうだと思うんですけど。

私の患者さんの中にも、お忙しいから水分をあんまり摂らないで、「室内だから大丈夫だろう」と油断されて、トイレに行くのを我慢されて、水分を摂らないで過ごしているうちに「肺塞栓症」を起こしてしまったという患者さんもいらっしゃいます。

同じ姿勢でいますから、血液の流れが悪くなってしまうんです。




 

加藤さん>「脱水していないから大丈夫だろう」って思っていても、飛行機なんかでも「エコノミークラス症候群」とか、そういう事だもんね。

水卜アナ>「同じ姿勢でいる」というところで、被災地で避難所にいる方に、この部分でかなり合致している方が多いという事で・・・。

大谷院長>はい。これからですね、避難所で狭い所で暮らしている方が多いですから、「肺塞栓症」など、これは非常に心配ですね。

加藤さん>脱水症状になって「夏血栓」になり得るという事で、「脱水症状チェック」というものがあるんですよね。

 

 

大谷院長>一つは、ご自分で簡単にできるものとして「ツルゴールの低下」と言うんですけど、皮膚を指で持ち上げていただいて、パッと離して頂いた時に2秒以内に元に戻れば脱水がないという事なんですね。

 

 

つまり、水分があれば皮膚に弾力性がありますから、持ち上げた時にすぐに戻ることができるんです。

加藤さん>(2秒以内に)戻らない場合は、もう脱水が始まっていると思っていいわけですか?

大谷院長>はい。おっしゃる通りです。

加藤さん>これはやっぱり、「脱水」と「夏血栓」は別ではなくて、「脱水」から始まって「夏血栓」になるという事なんですね。

大谷院長>「脱水」から始まって、一つは「熱中症」、もう一つ、さらに怖いのが「夏血栓」です。




 

水卜アナ>「夏血栓」を防ぐ方法というのも、先生に解説していただきたいと思います。

大谷院長>当たり前の事ですけど、脱水を防ぐという事ではこまめな水分摂取。

というのは、いっぺんに水分を摂ってしまいますと、汗で水分を失ってしまいますので、1時間に100cc程度くらい摂取するといいです。そうしますと、1日で1500ccは超えますので、こまめに摂って頂きたい。

 

 

食材としては、青魚にはEPA、DHAという血液をサラサラにする成分が入っています。たまねぎにも動脈硬化の予防になる成分が入っております。納豆は「ナットーキナーゼ」が血液をサラサラにする成分です。

ココアを入れさせていただいたのは、最近ココアが注目されていますが、ココアのカカオポリフェノールという成分が血管を拡張させて、血圧降下作用もありますので、そこに牛乳など、たんぱく質も水分を腸から吸収するのに有効なんですね。

水をただ飲むだけじゃなくて、よく「塩分も一緒に摂りましょう」という話が出ると思うんですけど、たんぱく質も摂って頂ければ、より水分の吸収も良くなります。

水卜アナ>こういった食材がすぐに摂れない方でも、とにかくまずは水分・塩分、できれば経口補水液などを摂った方がいいという事ですね。

大谷院長>そうですね。

 

普段から栄養面で気を付けたり、水分補給をこまめにしていきながら、体に異変を感じることがあったら早めに医療機関で受診しましょう。

治療が遅れたら大変!

「夏血栓」は怖いですね。

皆さんも、どうか「まだ大丈夫」「横になっていれば大丈夫」とは思わないで、しっかりと診察を受けにいきましょう。

 



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情報・画像:「スッキリ!」より

 

 




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