Wケアという言葉をよく聞きますがどういう意味?

Wケア人口が増えています

子育てと介護はどっちが優先?

 

先日、あるテレビ番組でWケアという言葉を知りました。

どういう意味なのかずっとテレビを観ていくと、家族の介護と子育てに同時に直面する事だそうです

 

2012年の内閣府による就業構造基本調査では、Wケアの女性は16万8千人、男性は8万5千人で、合計約25万3千人もいるようです。

 

ご家族の介護をしながらの子育てが大変で、仕事の日数を減らしたり仕事を辞めなければならなかったりで、かなり深刻な状況。

 

Wケアの年齢層は30代~40代が80%で、子育てについては小学生以下のお子さんについてという事です。

中途半端に距離が近い

母の介護は通いで続けました

 

私の場合は、娘が小学6年生になったばかりの4月に母が倒れ、母は長い間病院に入院していて、その間、介護と言えば病院で食事介助をしていた程度。

 

昏睡状態が長かったのもありますが・・・。

 

お嫁さんばかり大変な思いをさせてはいけないと、週に何回か病院に通ったものです。

 

娘も大変だったと思いますが、実家に泊まる場合は娘に学校を休ませて、一緒に実家に行ったものです。

 

娘は学校の勉強が心配でしたが、誰かが母の食事介助をしなければなりませんでした。

 

母の食事介助は1日に3回。

病院は人手不足ですしね。

 

なので、私の場合は通いが大変だったんですが、それでも「(私が)一人っ子じゃなくて良かった」「入院しているから安心」などと思っていました。

 

兄弟がいることや、母が病院にいることで、「誰かが母のそばにいてくれる」という安心感を持てたからです。

 

同居家族がいる高齢者にも

十分な介護サービスを!

 

ですが、この就業構造基本調査の結果は、同居家族の介護なのでしょう。

同居の場合は全く異なってきます。

 

何故なら、介護も子育ても生活の中心になるものだからです。

 

小さな子供を育てていれば、どうしても育児が中心の生活になり、子供に合わせて一日のスケジュールが組まれるようなものです。

 

そして、何かあればすぐに対応できる状況で子育て生活を送ります。

 

 

介護についても同じ事で、ご家族の身体状況によっては目を離す事ができないものです。

 

介護も生活の中心になり、介護のために一日のスケジュールが組まれていくようになります。

 

そして、介護についても、何かあればすぐに対応・・・。

 

そうなれば、生活の中心になるものが2つになってしまい、どちらも重要で優先できない事になります。

 

器用な人なら両立できるのでしょうけれど、それでも仕事までは難しい。

 

また、非介護者(介護を受ける人)に同居家族がいると、十分な介護サービスを受ける事が難しくなります。

 

このWケアについて、政府はまだ動き始めたばかり。

れからきっと解決に向かう事でしょう。

せめて、十分な介護サービスを受けられるようになって欲しいですね。

 

 

 

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