<ポータブルトイレ>
介護コーナーに入って真っ先に向かったのが排泄関係。
ポータブルトイレをベッドの横に設置しているご家庭は多いと思いますが、タンク式のポータブルトイレは、こまめに手入れをしていても臭いが気になってしまうもの。
ですが、今回展示されていたポータブルトイレは、スイッチ一つで排泄物をアクリル製パックに閉じ込めてしまうタイプでした。
↑ このトイレにはビニールがセットしてあり、そこに猫砂みたいなものを入れます。
これは水分を吸い取り、消臭効果がある砂だそうです。
↑ 入れるとこんな感じになります。
↑ その中に、尿の代わりとして水を入れ、リモコンでスイッチを押しました。
↑ すると、ほんの1秒程度で砂たちがパッキングされ、下の引き出しに落ちていきました。
トイレの中は元の何もない状態になりましたよ。
↑ 砂たちは排泄物と一緒に密封され、このままゴミ箱に捨てればいいだけです。
臭いごとパッキングするので、室内でトイレの臭いに悩む事も無くなる事でしょう。
ちなみに、このポータブルトイレは災害用のものもあり、災害用のトイレは簡易式でこんなデザインになります ↓
ポータブルトイレも、ユーザーの様々な悩みを解消すべく開発が進んでいます。
<寝たきりの方の排泄介助>
その他にも、寝たきりの方の介護用設備が展示されていました。
これは、ベッド上で寝ている人の排泄物を吸い取る機械、
吸い取り口はこんな感じ(下図手前)で、全て囲い込んでしまうような大きさになっています ↓
奥にあるオムツを付けたアクリル製のお尻は、機械を装着したもののようです。
ちょっと大きいので、実際に使用する時には抵抗のある人もいるでしょうね。
でも、長い間使用していた尿瓶とはお別れする日が来るのでしょう。
多かったのが就寝時等の見守りシステム。
従来のシステムは、ベッドから離れると知らせてくれるようなシステムでした。
ですが、現在は簡易カメラを使用して別室から映像で確認できたり、医療設備ほど確実ではありませんが、心拍数や血圧などに異常があると知らせてくれるシステムまであります。
↑ クラウド型の見守りシステムです。
スマホで見守りでき、何かあるとスタッフが訪問してくれるようですよ。
↑ この商品は、ベッドからはみ出したり、起き上がって徘徊したりするのを未然に防止するもの。
徘徊と言えば、こんな商品もありました ↓
なんと、GPS付きの靴です。
左右の片方だけ付いているタイプと、両方とも付いているタイプがあり、値段も少々異なります。
GPSは、いつも使用しているカバンに入れてみたり、服に縫い付けてみたり、色々な方法で対応していますが、一般的には外出時に靴を履く習慣がある事から靴にGPSを忍ばせたようです。
ただ、認知症の方の中には靴を履かずに出ていく方もいらっしゃるので、そういった場合は他の方法でGPSを付ける必要がありますね。
それでも、ほとんどの方は靴を履いて外出するので、いいアイデアだと思いました。
現在開発段階ですが、お着替えロボットを見つけました。
九州工業大学柴田研究室で開発中のこのロボットは、AIを搭載したお着替えロボット。
手に持っているのはTシャツでしょうか?
上半身のお着替えが出来るようですよ。
↑ お着替えする人をこの椅子で運びます。
この椅子には持ち手が無い事から、恐らくこれもAIによって作動するものだと思われます。
↑ ロボットの足元には、このようなポスターがありました。
ここに書かれてある内容について、写真だと海外の方が翻訳できないのと、このサイトは海外からのアクセスもある事から、文字で打ち直してみますね。
柴田研究所では、この双腕ロボット(Rethink Robotics社製Baxter)に人工知能を実装し、主に生活支援向けの支援ロボティクス研究を推進しています。
特に着衣介助ロボット研究で世界を先導しています。
2019年からは、産業技術総合研究所との共同研究も推進しています。
この研究が進み、もしもオムツ交換や全ての衣類に対応し、また、お着替えする人の身体状況にも対応できるようになれば、恐らく、介護によるうつ病も激減していく事でしょう。
徘徊で目が離せないご家族のお世話、着替え・排泄・入浴・食事・口腔ケア等で時間ばかりが過ぎていく毎日の生活。
AIがもっと身近なものになり、確実で柔軟な対応ができる設備・ロボットが増えていけば、介護生活をより幸せに過ごしていける人が増えるのではないでしょうか?
もちろん、介護をする人たちが不幸だという事ではありません。
私も、両親がどんな身体状況でも生きていて欲しいと思っていましたし、介護は大変だけど不幸だとは思いません。
ただ、私が年老いていき、両親も弱っていったとしたら、私は両親の介護をしていく自信がありませんでした。
だから母には施設に入ってもらい、プロに任せました。
でも、このような設備・ロボットが身近になり、高性能になっていけば、私は自分自身が年老いても両親と自宅で暮らしていく事が出来たのでしょう。
両親が亡くなった今では、夢のようなお話です。
また、私自身が身の回りの事を出来なくなったとしたら、家族やヘルパーさんに気を遣いたくないので、このような機械のお世話になりたいと考えています。
入浴や排せつ、食事や口腔ケアなど、自分のやりたいタイミングで行うことができるのですから、これほど理想的なものはないと思います。
東京モーターショーの自動運転システムと合わせて、もっともっと便利になっていくのでしょうね。
ただ、迷惑をかけない範囲で、家族とか、他の人たちとは接していたいです。
みなさんはいかがですか?
AIの未来に恐怖や嫌悪感を感じる人も多いとは思いますが、大切なのは「どう幸せになるか」「どう生きていくか」という選択。
AIに頼らない未来もあっていいと思います。
金額的な問題もありますし、選ぶのは介護者と被介護者。
きっと介護サービスの世界も変わっていくでしょうから、選択肢は更に広がっていく事でしょう。
これからの超高齢化社会、介護ロボットや設備がどのように開発されていくか、楽しみに見守っていきましょう。
1 2
🌻久しぶりにママワークスで在宅ワークを始めました
アパートの住民さんが転勤族さんなので、入居して2年も経たないうちに転勤。 キレイな状態なら工事しなくても、クリーニングだけですぐに入居者募集ができるのですが、今回は直したいところがあるので大きな出費になりそ […]
🖋ただいま記事を整頓中!!しばらくご迷惑をおかけします。
みなさん、こんにちは! 管理人不在が続いていたこの情報サイトですが、現在、大量に書き続けた記事を整理整頓していて、リンクが開かない事が続いていると思います。 大手企業が運営するサイトなら数時間でできることかも知れませんが […]
🌼今日は三浦春馬さんの一周忌🌼お別れの会は追悼サイトに!
三浦春馬さん一周忌 追悼サイトはこちら>> ※期間は7/18~7/25。その後、アミューズさんのサイトよりご覧いただけます。 7月14日のアミューズさんの記事によると、春馬さんには海外のファン […]
🌸お久しぶりです
本当に久しぶりにブログ更新をしてみました。 以前「頑張ります」と言ったものの、前回のブログ更新が昨年12月なのに、今回、約4カ月ぶりの更新となってしまいました。 ちゃんと更新しないと枝豆金時死亡説が流れてしまうので、定期 […]
🌳【キッチンファーム】これって水耕栽培?我が家でキッチンファームを作ってみました
私が水耕栽培に興味を持ったのは、私がフランチャイズで運営している教室の系列会社で、水耕栽培キットを販売していたからです。 商品のカタログを見て、「なんだこれ?」と説明を読んでみると、室内で栽培できて虫が付き […]
👛最近買った物⑧ ぴあリビング製の防音室「おてがるーむ」
先日、娘がバイト代を貯めて購入した防音室「おてがるーむ」。 楽天市場のぴあリビングという防音室専門のショップで、まだ商品化されたばかりの商品です。 組立式防音ブース「おてがるーむ」 横幅915 […]
🏠最近買った物⑦ 最高時速6kmのルームランナーでのんびりトレーニング
今回購入したのはクラウドウォーキングという電動ルームランナーです。 一般的には最高時速10kmという商品が多い中、この商品の最高時速は6km/hとゆっくりめ。 この速度が私にはちょうどいいのです。 出典 : […]
💻我が家の近隣小中学校もオンライン授業の準備を始めました
出典 : Pixabay 昨日は近所の中学校にお手伝いに行きました。 週に2日、私は授業に付いていけなくなった生徒に、マンツーマンで勉強を教えているんです。 ボランティアですけどね。 昨日使っ […]
🤖「2019国際ロボット展」に行って来ました②