🌳認知症は早期発見・早期治療が大切③

認知症の治療はどうやって進めるの?

治療効果を上げるためにはどうしたらいいの?

 

病院で診察を受けた後、医師から治療法の説明を受けますが、どういう治療を行うのか気になりますね。

東京慈恵医科大学附属病院の繁田雅弘先生は、治療について以下のようにおっしゃっています。

 

治療の目的は、今までの生活を継続することです。

認知症の診断がつくと、進行させないように、周囲が脳トレなどをさせようとしますが、認知症を遅らせるトレーニングは報告されていません。

ただ、続けていることはその後も続けられるので、家事や日課や趣味など、自分がこれからも続けたいと思う事に取り組んで下さい。

朝日新聞2017年11月25日31面より

 

脳トレも、ご本人が興味を持って取り組んでいればいいのでしょうけれど、周囲の方が「何とかしなきゃ!」と押し付ける形になってはいけないのでしょうね。

それよりも、普段の生活を続けていることの方が大切。




 

そうは言っても、物忘れのために火の消し忘れや、約束を忘れるなど、いろいろな失敗が起こります。

体の病気に関しても、薬の飲み忘れで治療が後手に回ることも。

やりたいことを続けなさいと言っても、発症前とまったく同じではありません。

症状を持ちつつ暮らす生活を再スタートする必要があります。

そのためには何らかの助けを利用することです。

介護サービスや支援をできるだけ早く使う事も大切です。

朝日新聞2017年11月25日31面より

 

最近は介護サービスも厳しくなってきて、在宅介護でサービスを利用したくても、なかなか思ったように受けられないとは思います。

 

ですが、認知症の診断が出た時点で介護度等が変更になったり、介護度は変わらなくてもケアマネージャーの判断が変わっていく事もあります。

 

認知症と診断された時点で、まずは福祉関係に相談してみましょう。

困った事や、これから不安に思う事など、お話してみて下さいね。

 



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そして、特に一人暮らしの方はお薬の飲み忘れがあったり、逆に飲みすぎるような危険な事もあります。

私が担当したおばあさんも、お薬を1度に2週間分全部飲んでしまって、入院した事がありました。

 

色々な問題がありますが、特に薬の問題は訪問看護とホームヘルパーにお願いしましょう。

 

例えば一人暮らしの方は、ヘルパーさんが助けてくれれば服薬も家事も安心です。

結果、早くサービスを使いはじめると、その後の悪化を最小限に抑えられ、その後はサービス利用が増えないのです。

そのまま自立度を下げずに人生を全うされる方も少なくありません。

 

認知症の方は、何らかの助けがあれば安心で、悪化を抑える事ができるという事なんでしょうね。

 

アルツハイマー型認知症の場合はどうなるの?

 

繁田先生によると、アルツハイマー型認知症の治療については、4種類のお薬を使い分けて治療を進めるそうですよ。

 

アルツハイマー型認知症の治療薬は4種類あり、進行を遅らせる働きがあります。

副作用を出にくくするために有効量(維持量と言います)まで徐々に増やします。

 

服作用などで維持量にできなければ、効果は期待できないので、止めるか、他の維持量を服用できる薬に変更します。

 

精神症状の治療に少量服用することもありますが、症状が落ち着いたら、止めるか他の薬に変更します。

アルツハイマー型認知症の薬は2系統あり、併用で更に進行を遅らせることができます。

朝日新聞2017年11月25日31面より




 

アルツハイマー型認知症の治療は、症状の変化によって2系統4種類の薬をうまく使って、症状を遅らせるんですね。

まだ解明できていない病気ですし、治す事は難しいのでしょう。

 

そして、認知症になったら、生活スタイルをその病気と共に暮らせるように再スタートする事が望ましいという事。

介護サービスを利用するというのも一つの方法というわけですね。

 

年々介護サービスが厳しい状況になっていきますが、ぜひ早めにケアマネージャーに問い合わせてみましょう。

大切なのは、認知症の方もその介護者であるご家族も、幸せに過ごす事だと思います。

 

まずはケアマネージャー等福祉関係者に現状を伝え、どのようなサービスが受けられるか、また、この先どのようなサービスを受ける事が考えられるか、相談しながら将来の不安を緩和していきましょう。

 


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