🌳認知症は早期発見・早期治療が大切② | 自由人/枝豆金時の日常通りすがりブログ

もしかして認知症？

受診するタイミングは？

御家族の様子を見ていて、「もしかしたら認知症？」と思っても、ご本人に診断をすすめるのはとても勇気のいる事ですね。

ですが、初期の認知症やMCI(軽度認知障害)の症状にいち早く気付くことができるのは、ご家族だと言えるでしょう。

東京慈恵会医科大学附属病院・精神神経科の繁田雅弘先生によると、

受診するタイミングは早い方がいいです。

ただ早ければ早いほど、症状が軽いので診断しにくいのです。

診断に至らなければ定期的に検査をしていけばいいでしょう。

診断がつくようなら治療をはじめます。

アルツハイマー型認知症など認知症の治療は、現時点の状態から先に進行させないという治療です。

時間を巻き戻す事はできない。

だから診断さえつくなら治療とケアの開始は早いほどいいのです。

朝日新聞(2017年11月25日31面)より

というお話です。

認知症の治療は「認知症を治す」というより、「進行を防ぐ」「進行を遅らせる」といった内容のようですね。

そして、特にMCIの場合は、治療をしていく中で改善していくケースがあるのでしょう(MCIの改善については認知症ネットさんの情報です)。

受診を勧めるにはどうしたらいいの？

「最近、もの忘れがひどくなったな」と思っても、実際に病院に行くとなるとご本人は抵抗があるもので、近所の病院で診断を受けるとなれば、もちろんご近所さんに見られる恐れがありますし、「検査を受けるだけ」と言ってみてもかなり勇気のいることと思います。

病院に連れていこうとするとご本人が嫌がるという話を聞きます。

＜中略＞

大事な事は「いつまでも元気でいてほしい」と家族の想いを伝えつつ、「やっぱり物忘れで病院に行くのは抵抗があるわよね」と共感しつつ「でもね・・・」と相談するのがいいでしょう。

ご本人は受診や治療を拒否しているわけではなく、自分に相談してくれずに何も分からない人として扱われることを拒否したのだと思います。

朝日新聞(2017年11月25日31面)より

認知症だからといって、ご本人のいない所でコソコソと自分の事を「これからどうするか」とみんなで相談していると、気分がいいものじゃありません。

もちろんご家族で相談する事も大切ですが、認知症の御家族を特別視しないで、ご本人の意志を尊重しながら受診を勧める事が一番大切だという事なのでしょう。

受診を勧める時は、ご本人のお話をたくさん聞いてあげながら、「ずっとずっと元気でいて欲しい」というお気持ちを伝え、勧めましょう。

時間がかかる事があるかも知れませんが、ご本人の気持ちを大切に！

そして、どうしても難しい時には第三者の助けを求めるのも一つの方法ですね。

ケアマネージャーなどの福祉関係者や、医師に相談するのもおススメです。

ぜひ諦めずに、お話してみましょう。

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