「熱中症」よりも怖い「夏血栓」の脅威!その予防法について解説②

この記事は、2018年7月17日に日本テレビの人気番組「スッキリ!」で放送された「夏血栓」についての特集をまとめたものです。あまり耳慣れない言葉「夏血栓」。一体どういうものなのでしょうか?



 

「夏血栓」と「熱中症」は見分けられるの?

「夏血栓」と「熱中症」を見分けるポイントはどこなのか?

そして、効果的な予防法とは?

それらについて、大谷院長が解説してくださいました。

 

加藤浩次さん>「夏血栓」というのは病名ではないという事でよろしいんですよね?

大谷院長>はい。「血栓症」は病名ですが、それが夏に起こるということで、いわゆる「夏血栓」ですね。

 

視聴者に勘違いがないように、説明が追加されたようです。




 

加藤さん>では、メカニズムを説明していただいてよろしいですか?

大谷院長>はい。夏になると脱水によりまして、血管の中の水分が失われて、血液がドロドロになります。

 

 

そして、ドロドロの血液の中から血栓ができてしまう。

 

 

それが血管に詰まってしまうのが「血栓症」ですね。脳に詰まれば「脳梗塞」、心臓なら「心筋梗塞」、肺だったら「肺塞栓症」。

どれも突然死になり得る怖い病気なんです。

加藤さん>これ(血栓症)は夏に限らず起こる病気なんですけど、夏の場合はやっぱり、汗をかくことでなり得る可能性が高いと考えてよろしいですか?

大谷院長>おっしゃる通りです。

加藤さん>これ、だから、自分で症状を(分からずに)熱中症だと勘違いして「ちょっと熱中症っぽいな」と思って水を飲んだり、経口補水液とか飲みながら「横になれば大丈夫」だと思ってしまい、それで血栓ができていたら大変なことになるという事ですよね。

 

 

大谷院長>そうなんですね。「夏血栓」の場合は一発で「突然死」の原因になりますので、これは大変なことになりますよね。

水卜アナ>では、症状の違いというのを教えていただきたいと思います。

加藤さん>「夏血栓」と「熱中症」の見分け方ということですか?

大谷院長>はい。まず、この「夏血栓」自体はですね、発病されてから10~30%の死亡率なんですね。

発見しても、診断してから治療が間に合わなければ30%亡くなってしまう。一方で、「熱中症」の場合は、救急搬送された中で、実際に亡くなった方は1%くらいいらっしゃるという、それ(1%)でも多いんですけど、「夏血栓」の場合は死亡率が最大30%になってしまいますから、それだけ怖い病気なんです。

 

 

「夏血栓」の初期症状として、めまい・倦怠感・頭痛などは熱中症と同じでございます。

 

それに対して、「心筋梗塞」であれば胸が圧迫される、締め付けられる。「肺塞栓症」でしたら呼吸困難、または動悸がする。「脳梗塞」でしたら手足のしびれたり、ろれつが回らなかったりというような症状が出てまいります。

 

 

(脳梗塞としての見分け方は)たとえばこの「ドロップハンド試験」というんですけども、

 

 

手を前の方に出して頂いて

 

 

ここから同時に手を離し(力を抜く)ます。

そうすると、ゆっくりと(両手が)落ちていくと思うんですが、「脳梗塞」で麻痺がありましたら、パッと片方が落ちてしまいます。

 

 

周りの人が見分けるときに、いい方法かなと思います。

加藤さん>「肺塞栓症」とか「心筋梗塞」についてはどうしたらいいですか?

大谷院長>まず、水分を摂って頂きながら、冷たいところで安静にしていただき、でも、それでも戻りが悪い場合には、「熱中症」が重症化している可能性と、もう一つは「血栓症」の可能性がありますから、どちらの症状であっても、その場合には急いで医療機関を受診して頂いた方がよろしいかと思います。




 

素人判断はせずに、様子がおかしかったらすぐに医療機関で診て頂きましょう。

 

加藤さん>これは高齢者だけではないんですよね?

大谷院長>はい。高齢者は屋内での熱中症が非常に問題になっておりますけど、若い方から高齢者まで。

実際、私は数年前に、大学生が外の炎天下で走っているところで倒れて救急搬送されて、不幸な結果になった患者さんもいらっしゃいます。

 

情報・画像:「スッキリ!」より

 




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