🌳新宿区役所での研修 福祉関係でご利用者さん宅に訪問しました

東京都の職業訓練校でホームヘルパー1級の資格を取るのに、新宿区役所への研修を受けた時のお話です。テレビのニュースにはなっていませんでしたが、色んなお話を聞かせていただき、驚く事がいっぱいありました。
職業訓練校で外部研修を受けました

 

私が職業訓練校に通っていたのは平成14年頃だったかと思います。

新宿と言うと、イメージとしては「人住んでるのかな?」といった感じでいましたし、歌舞伎町のイメージが強くて、「ヤクザがいっぱいいる街」と思い込んでいました。

 

ですが、実際に新宿区役所に研修に行くと、思っていたイメージとは全く違っていたのです。

 

お忙しい中、指導担当者の方が一人ついて下さって、一日かけて地域の事を教えていただいたので、ポカポカして睡魔に襲われながらも、がんばって研修を受けていました。




 

「じゃあ、ご利用者さんのお宅に行ってみましょうか?」と言われ、同行させて頂いたのが、区役所から徒歩圏内のお宅。

 

そのお宅は住宅地にあったのですが、「これが本当に新宿?」と、思えるような地域でした。

 

今回お話したかったのは、その途中にあった公園での話。

広い公園には高齢のホームレスさんがいたり、いろんな問題が起きているようです。

 

通行人にホームレスと勘違いされてしまうおばあちゃん

 

指導担当の方はケースワーカーさんだったと思うのですが、公園の前を通りかかると一人のおばあさんに声をかけていました。

「こんにちは!今日は暖かいですね」なんて感じで。

 

そのおばあさんは、路肩に座って缶コーヒーか何かを飲んでいたので、見た感じでは路上に座って行き場のない人に見えてしまう雰囲気でした。




 

ご本人にとっては、ちょっと段が高くなっている場所で、低い椅子のように思っているのでしょう。

でも、人によっては、それが地べたに座っているように見えるそうですよ。

 

そのおばあさんは着慣れた服しか着ないので、何十年も同じ格好をしているらしく、所々補修した跡がありました。

 

毎日着ているから変色もしていて、お嫁さんが毎日洗濯をしているのですが、あまりキレイとは言えない身なり。

 

「あのおばあちゃんはね、毎日あそこで日向ぼっこしているの。天気のいい日は、いつも決まった場所で日向ぼっこをするのが日課なのよ」

 

そう言われてみれば、心地よさそうに座っていました。

 

「だけどあそこに座っていると、よく通りかかった人から区役所に電話がかかってくるの。おばあちゃんがかわいそうだって」

 

そのおばあちゃんが通行人の方にホームレスだと思われるようで、「保護してあげて!」と言われるそうです。

 

時には怒る方もいらっしゃって、「かわいそうじゃないか!」と怒鳴られることも。

 

だけど、そのおばあさんは何十年もそこで日向ぼっこをしているわけで、その居場所を奪ってしまう方がかわいそう。

市役所の方は、そのたびに丁寧にご説明をしているんだとおっしゃっていました。

 

公園で保護された認知症のおじいさん

 

当時は「虐待」という言葉を、今ほど遣っていませんでしたが、この頃にも色々あったんです。

 

施設で保護されるお年寄りもいましたし、新宿区役所の方でもそんなお話があったそうです。

 

区役所の方のお話では、公園で彷徨っているお年寄りが保護されたことがあったそうです。

恐らく、御家族に置き去りにされた感じで・・・。

(私がそう思っているだけですが)

 

結果的には自宅が分かり、一度家に帰ったそうなんですが、すぐに施設に入所したようですよ。

 

保護された時には、もう何日も食事をしていない様子で、自宅にいたら危険だと判断したのでしょう。

 

もしも「虐待」ならば、そのご家族は犯罪を犯したことになります。

ですが、一番大切な事は、そのお年寄りが何気ない日常を過ごす事。

 

御家族には施設の費用を支払って頂かなければなりませんし、難しいところです。

 

その後は、そのお年寄りも施設で美味しい物を食べ、お風呂にも入れてもらって、平和に過ごしていたそうです。

 

ご利用者さんは2件ほど訪問しましたが、何か変わった事はないか、困った事はないか、それからご希望などをお伺いしました。

担当者さんは、細かいところまでしっかりと対応していらっしゃる感じで、経験の長さというか、深さを感じましたよ。

 

区役所の皆さん、「そこまでやるんだ!」と驚きましたが、福祉関係は色んなケースがあって大変そうでした。

 

また、新宿区が住みやすい場所だという事も知りました。

歌舞伎町だけが新宿じゃないですもんね。

 

この後、区役所の皆さんのおかげで、私も無事にホームヘルパー1級の資格を取る事ができました。

新宿区役所のみなさんに感謝、感謝・・・。

 




 

 

【昭和な話】セブンイレブンが急成長していた頃

    うちの近所にセブンイレブンが出来る前、スーパーマーケットの閉店時間は夜の6時半~7時で、商店の閉店時間はお店によって5時だったり6時だったり、スーパーマーケットよりも早く閉まるので、お客さんが […]

コメントなし

【昭和な話】【感想】藤山寛美さんの舞台を見に行った時の話

画像出展元についてはページ下部に記載 「伝説のアドリブ喜劇役者」 藤山寛美 昭和の笑い   それは私がまだ小学生だったころ、明治生命のセールスをしていた母が、会社の優待券で連れて行ってくれたお芝居がありました。 […]

コメントなし

🌷人手不足が深刻な介護の現状 サービスの地域差をどうするべきか

  本来なら、24時間体制で介護サービスが受けられるところ、実際にはどうなのかと思い、訪問看護士さんたちに伺ってみました。   すると、皆さん口を揃えて言ったのが「人がいないから介護サービスを充実させ […]

コメントなし

🌳認知症は早期発見・早期治療が大切④

  認知症と言っても症状はひとそれぞれ。 細かい事を言ってしまえば、接し方は人によって違うのかもしれません。 なので、認知症のご家族に対して、どういった事を気を付けながら接していくべきか、今回も東京慈恵医科大学 […]

コメントなし

👘着物の買取サイトはどこがいい?少しでも高く売るために

  母が脳疾患で倒れてから半年くらいが過ぎた頃、母はもう二度と着る事はないだろうと、着物や社交ダンスの衣裳を売ろうとした時がありました。   社交ダンスの衣裳に関してはどこも引き取ってはくれず、フリマ […]

コメントなし

🌳認知症は早期発見・早期治療が大切③

  病院で診察を受けた後、医師から治療法の説明を受けますが、どういう治療を行うのか気になりますね。 東京慈恵医科大学附属病院の繁田雅弘先生は、治療について以下のようにおっしゃっています。   治療の目 […]

コメントなし

🌳高齢者の転倒事故防止のための介護リフォームDIY

出典:東洋経済オンライン   今回リフォームを教えて下さったのは石坂健(いしざか けん)さん。 ご存知ない方のために、東洋経済さんの新聞記事からプロフィールをお借りしました ↓   1986 年 埼玉 […]

コメントなし

🌳新宿区役所での研修 福祉関係でご利用者さん宅に訪問しました

  私が職業訓練校に通っていたのは平成14年頃だったかと思います。 新宿と言うと、イメージとしては「人住んでるのかな?」といった感じでいましたし、歌舞伎町のイメージが強くて、「ヤクザがいっぱいいる街」と思い込ん […]

コメントなし

母の事 8 / 毎回会うたびに「初めまして」の接し方

  母はもう、この何年かの間、私の事も兄の事も忘れているようです。 私が毎日会えないのがいけないのでしょうけれど、最近では私が部屋に入ると、まるで知らない人が勝手に入ってきたような顔をします。   話 […]

コメントなし

【昭和な話】近所のおウチと親子電話だった時のお話

  今の時代では信じられない事だと思いますが、私の子供の頃、自宅の電話はご近所の家と親子電話だったんです。   どういう事か理解しにくいと思いますので、分かりやすく説明しますね。   例えば […]

コメントなし

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です