📺「三浦春馬×佐藤健 in N.Y.」★三浦春馬さんの出演作品紹介＆感想

 

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このDVDは、2009年に三浦春馬さんが事務所から休暇をもらい(という設定)、一番の親友である佐藤健(さとう　たける)さんと二人でニューヨークの旅をしながら、その姿を収録したDVDです。

休暇とは言ってもスタッフの方も同行しているので、完全なプライベートではありませんが、旅を楽しんでいるお2人の姿が自然。

 

観光名所を巡るのはもちろん、芝生の上でキャッチボールをしてみたり、当時はまだ英語を喋れなかった2人が、そばにいるアメリカ人にドキドキしながら時間を聞いてみたり。

また、ダンススクールで1日体験入学をしてみたり、演劇学校を訪問して指導を受けたりもしました。

 

旅先でのお2人のファッションも個性的ですし、春馬さんと健さんのふざけあっているシーンでは、お2人の仲の良さを感じました。

心から楽しんでいる姿、素敵です。

 

去年の夏、僕は無性に夏休みが取りたくなった。

どうせ夏休みを取るなら、一番の親友と一緒に過ごしたいと思った。

＜DVD「三浦春馬×佐藤健 in N.Y.」より＞

 

そして、2人で遠くに行こうという話になりました。

話し合って決めた行き先はニューヨーク。

まさか、本当にそんな遠くまで行くなんて・・・。

 

ニューヨークに到着した三浦春馬さんと佐藤健さん。

まず向かったのはタイムズスクエアでした。

 

そこでは「何かショーを観たい」という事で、適当な所を探して入って行きました。

そこはショーの撮影がNGなようで、中の撮影はショーを観ている春馬さん＆健さんのみ。

初めてのニューヨークなので、お2人ともショーを観ているだけで楽しそうでした。

 

春馬さんと健さんは年が近いのですが、一応、健さんの方が少しだけ年上。

それでもお互い「健」「春馬」と呼び合いながら、気を遣わない関係なのが伝わってきました。

 

 

食事に行くと、その料理にはパクチーが入っていて、春馬さんのパクチー嫌いが判明。

きっと、パクチーが好きな人にとっては美味しい料理なのでしょうけれど、「パクチーが入っているから美味しくない」と言いながら、嫌いな食べ物でも残さず食べていましたよ。

 

 

移動中の車の中で話をして、「現地の人に英語で話しかけよう」ということになりました。

英語でWhat time is it now？(今何時ですか)と聞くことに。

 

健さんが「今何時ですか？って、”掘った芋いじるな”って教わらなかった？」と言うと、春馬さんが「俺、学校の先生に掘った芋いじくるな”って教わったよ(笑)」と言うので、車の中ではその話で盛り上がりました。

 

日本語の「掘った芋いじるな」という発音が、英語の”What time is it now？に似ているという、いわゆる「空耳英会話」。

それが実際に通じるのかどうか、検証する事になりました。

 

 

そして、ブルックリン・ブリッジの上に到着。

まずは健さんから、親子と思われる人たちに話しかけました。

「掘った芋いじるなぅ？」と、ハッキリとした日本語に小さな「ぅ」。

すると、女性が時間を教えてくれました。

 

お礼を言いながら春馬さんのもとに戻ってくると、健さんは1つのミッションをやり遂げたかのような表情。

達成感に満ち溢れていました。

英語で時間を聞くのに、ものすごく緊張したと話していました。

 

 

続いて春馬さん。

「掘った芋いじくるな」と言うと、その男性は腕時計を春馬さんに見せました。

春馬さんは、「多分、”こいつあんまり喋れないんだろうな”って思ったから、こうやって(時計を)見せられたんだと思う」と言っていました。

 

 

そして、今度は健さんが学校で習った英語を試してみる事に。

“What time is it now？”

それもきちんと通じていたようですよ。

 

 

そんなミッションを終えた2人。

「なんでこんなにドキドキするんだろう」と、ちょっと時間を聞くだけでもかなり緊張していたようです。

 

きっと、この時が初めての英会話だったのでしょう。

お2人ともこのあとに留学したので、英語がペラペラになりましたけどね。

 

三浦春馬さんは、「海外でも通用する役者になりたい」と留学したはずなのですが、ご自分でその道を断ち切っしまうなんて悲しいですね。

でも、この時の春馬さんは無邪気にはしゃいでいて、いたずら好きな少年のような眼が可愛かったですよ。

 

ちなみに、車の中では、春馬さんの好きなタイプについても話していました。

長い黒髪が好きだったようですよ。

「君に届け」の黒沼爽子ちゃんかな？

 

 

旅の2日目にはダンススクールに1日体験入学。

しかも初心者クラスではなく、プロコースのレッスンを受けました。

 

三浦春馬さんはアクターズスタジオつくば校の出身なので、小さなころ(4歳からだと思います)からダンスを習っていました。

佐藤健さんは、この時にダンス経験があったのかどうかは分かりませんが、現在、コンテンポラリーダンスをやっているそうですよ。

 

健さんは仮面ライダーで有名になった俳優さんなので、元々アクションをやっていました。

それがあってか、ダンス姿もカッコよかったです。

 

 

ダンスレッスンを受けている2人の様子は、とても1日体験だとは思えないほど見事でした。

春馬さんは「普段やらないようなバレエみたいな動きも入ってて、難しかった」と話していましたよ。

 

ちなみに、いつかこのコーナーでもご紹介しますが、三浦春馬さんのMusic Video「Night Diver」ではこんなにも素晴らしいダンスを披露しています　↓

 

三浦春馬「Night Diver」Music Video

 

それと、佐藤健さんのCMもお借りしますね　↓

 

「docomo 5G　希望を加速しよう 2nd」篇（エンタメ＋教育＋遠隔医療）30秒

 

お2人とも仕事でお忙しいのに、すごいですね。

 

 

ダンスレッスンの後、お2人は有名な俳優養成学校を訪れ、校長先生からアドバイスを受けました。

そして、校長先生から課題を出され、ショートパフォーマンスをする事に。

2人でストーリーを作り、1人3つまでの小道具を使えるルールで、3つの感情「Fun(楽しい)」「Joyful(喜び)」「Silly(ばかばかしい)」を表現するというお芝居をしたのです。

 

 

言葉は日本語でしたが、先生は笑みを浮かべながら温かい目で見ていました。

その時の校長先生のアドバイスが素晴らしく、きっとお2人の心の中に深く刻み込まれたことでしょう。

 

この日、ホテルに帰ってくると、春馬さんは「(外食すると)ことごとく料理にパクチーが入ってくる」とぼやいていました。

きっと、文句を言いながらも全部たいらげたんでしょうね。

 

 

公園に行くと水場を発見。

そこには子供たちが水浴びをできるようなスペースがありました。

 

春馬さんがそこで水に触れていると、健さんが「この水、飲めるって」と教えてくれました。

すると、春馬さんが手で水をすくい、ふざけて健さんに飲ませようとしていましたよ。

 

そこに現れたのは1人の少女。

お母さんに連れられ、水着姿で遊びに来ていました。

 

 

すると春馬さんはその子とハイタッチをし、「恋しちゃった、今！」と胸に手を当て嬉しそう。

春馬さんは日本語ではしゃいでいましたが、その女の子には何となく分かるようで、女の子も楽しそう。

 

その後、その子がかわいらしい仕草をすると、健さんが「それ、ずるくない？」と、つぶやいていました。

 

 

当時、イケメン俳優として注目を浴びていた2人(今もですよ)。

そんなお2人が遊覧船に乗り、崩壊していくところが面白い！

 

遊覧船に乗る前に大きな大きなレインコートを渡され、「アメリカンサイズだね」と着るまではイケメンのイメージを保っていました。

その時はまだ、レインコートを頭から軽く被る程度でしたから。

 

 

遊覧船が滝に近付くにつれて水しぶきと風の勢いが増し、健さんはフードのヒモを縛ってテルテルボーズのようなカッコになってしまいました。

春馬さんはそんな健さんを笑っていましたが、更に水しぶきが増してきたので、春馬さんもテルテルボーズスタイルに。

 

ですが、滝の近くに到着すると「水しぶき」どころではなく、2人はすごい勢いで水を浴びる事になったのです。

すると、健さんのレインコートがズレてしまい、春馬さんが健さんの眼鏡の位置を整えようとして失敗。

 

健さんはレインコートのフードも、眼鏡もズレてシッチャカメッチャカに！

もちろん、春馬さんもずぶ濡れでした。

 

 

そして、健さんが船長、春馬さんが乗組員という設定で、他のお客さんもいっぱい乗っている中、大声でコントのような事を始めました。

何というか、「イケメン俳優」というより「お笑い芸人」みたいな感じでした。

 

最後はテルテルボーズ姿で抱き合って、叫んでいましたよ。

写真や文字では表現できないので、ぜひ、DVDで見て頂きたいシーンです。

 

 

最終日は2人で料理をしました。

炊飯器でご飯を炊き、鍋料理を作る事に。

炊飯器はレンタルなのか、それともスタッフの方が日本から持って行ったのか分かりませんが、大きいのが用意されていました。

スタッフさんの分も炊いていましたよ。

 

 

この日の昼間は市場に行き、まずは食材を購入。

5日目ともなると、ちょっと買い物をする程度の英会話は自然にできるようになりました。

 

鍋料理の具は春馬さんの希望で、現地ならではの食材を使用。

キャベツを選ぶとしても、よく日本で使うようなキャベツではなく、紫キャベツ。

そんな買い物をする2人の姿は、まるでニューヨーカー。

 

 

特に健さんは、それまで英語を喋る機会がなかっただけで、元々聡明な方なので、その当時でもかなり英語力は高かったと思いますよ。

春馬さんはそんな健さんを見て、「健、だんだんサマになってきたね」と話していました。

 

ホテルに帰り、いよいよクッキングスタート。

コンロの隅にカメラを固定し、野菜をカットしました。

 

 

2人とも料理に慣れていない様子で、春馬さんは鶏肉をどうカットしたらいいか迷っていました。

春馬さんの場合はまだ何とかなりそうだったのですが、健さんは色々と間違いが多く、春馬さんに「健はもういいや！危険だからお米研いでて！」と言われていました。

 

↑「健、お米ってそうやって入れるものじゃないと思うよ。」と声をかける春馬さん。

 

健さん、お米を研ぐのも危険！！

釜の中を見ると、すごい量のお米が入っていましたよ。

 

 

そして場面は変わり、ホテルの屋上に。

夜景を見ながら2人でシャンパンを注ぎ、「カンパーイ」。

 

お鍋の蓋を開けてみると、ちょっと洋風な雰囲気の鍋料理が出来上がっていました。

1口食べると、2人ともビックリした顔をして、その美味しさに感動。

特にしいたけが美味しかったようです。

 

 

お鍋に感動したところで、次はご飯。

どうも水加減が分からなかったようで、「多分、ご飯はビッチャビチャだよ」と、2人で言っていました。

 

春馬さんは「おかゆだと思って食べればいいんだよ」と言ったのですが、健さんは柔らかいご飯が苦手なのだとか。

反対に、春馬さんは柔らかいご飯が好きで、おかゆも好きだと言っていました。

 

そして、炊飯器を開けてみると、すごく柔らかそうなおかゆが出来上がっていましたよ。

それを見るなり、2人で大笑い。

先に春馬さんがおかゆを食べ、その柔らかさに大ウケでした。

 

 

のけぞりながらの大爆笑でしたよ。

 

その後、スタッフの皆さんと一緒に、ゆっくりと食事を楽しみました。

カメラをスタッフの皆さんに向けると、その人数にビックリ。

まるで1つのファミリーのようでした。

 

 

まだ10代だった春馬さん。

この旅は、いつも仕事を頑張っているお2人に、事務所がくれたプレゼントだったのでしょう。

このページでご紹介した内容は、DVDの内容のほんの一欠けら。

春馬さんの生き生きした表情や、健さんのユニークな感覚、とても素敵ですよ。

 

このDVDは、私が三浦春馬さんの訃報を聞いた直後に注文したのですが、届くまで約1ヵ月かかりました。

ファンの皆さんの気持ちが反映してか(私もその一人ですが)、注文が殺到していたようですね。

 

ご自分のことを「生きている価値がない」と書き残した春馬さん。

今となってはもう遅いのですが、どれほどたくさんの人たちに愛されているのか、教えて差し上げたいですね。

 

毎日忙しくて、2009年当時は俳優としての自信を持てなかったと言う春馬さん。

佐藤健さんとの旅は半分休暇で半分仕事。

健さんと楽しみながら、心地いい時間を過ごしていた事でしょう。

 

今はこのDVD、比較的購入しやすい状態にはなっているので、興味のある方は通販サイトなどで探してみて下さいね。

 

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