📺ドラマ「オトナ高校」★三浦春馬さんの出演作品紹介＆感想

今回ご紹介するのはドラマ「オトナ高校」。30歳以上の童貞と処女を集めた高校に、何故か春馬君が入学する事に！いったい日本に何が起こったのでしょう？

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ドラマ「オトナ高校」ってどんなお話？

「オトナ高校」は、2017年10月～12月、毎週土曜日の深夜帯で日本テレビにて放送されたドラマです。

全8話で完結される大人向けコメディドラマ。

＜内容＆あらすじ＞

主演の三浦春馬さん(当時27歳)演じる荒川英人(30歳)は東大出で、トップバンクであるヤマト銀行で勤める超エリート銀行員。

プライドが高く、女性を見下してしまう性格から、30歳になっても女性経験が全くないまま。

そんな英人の元に、突然、内閣府特別政務官が現れ、「第二義務教育法案」成立に伴う「オトナ高校」への入学召喚状を突き付けられました。

入学召喚状

荒川英人殿

貴殿に2017年10月から、オトナ高校への入学を義務付ける。

尚これは法に基づく国家命令であり、拒否した者は逮捕、服役等の罰が課せられる。

30歳以上の性未経験者は、男性が25％、女性が30％。

「第二義務教育法案」というのは、国の根幹を揺るがす深刻な少子化問題に歯止めをかけるべく、国が定めたもの。

英人はオトナ高校に入学する事になりました。

通学は毎週月・水曜日の週2日。

生徒たちはそれぞれの職場に「国家極秘プロジェクトに選ばれた」と言えば、社会的な評価が高くなるため、オトナ高校のスケジュールが優先される。

どんなに大切な仕事があっても、その国家プロジェクトの内容は職場に明かされることなく、仕事を休ませてもらえるのです。

しかし、英人には会社で進めている重要なプロジェクトがあり、そのためにニューヨーク行きが決まっていました。

英人にとっては、国家極秘プロジェクトよりも会社のプロジェクトの方が重要。

英人がオトナ高校に入学しないで済む方法はたった1つ。

それは、性経験をする事でした。

何とか女の子を食事に誘ってみても、どうしてもその先に進むことが出来ず、また、英人の言葉の端々にはエリート意識が現れ、女性を見下す面があるので、英人に興味を持っていた女性ともうまくいくはずがありません。

結局、英人はオトナ高校に入学。

そして、入学式に参加すると、なんと、ヤマト銀行国際部の上司である部長(55歳)も入学式に参加。

二人で励まし合いながら通学する事に。

オトナ高校の卒業の条件は、性行為を行う事。

その相手が同性であったり、2人の間に愛がなくてもいいのですが、風俗だけは認められません。

担任の先生は山田ペガサス先生(竜星涼さん / 5人の子持ち)、2人の副担任は持田守先生(正名僕蔵さん / 超美人の奥さんと結婚。愛人が5人いる)、姫谷桜先生(松井愛莉さん / 百戦錬磨の恋愛経験者)。

第1話では英人が合コンで失敗した上に、絶対に女性と結ばれる可能性がゼロだと思っていたクラスメイトが、一番人気の女性と結ばれたことにショックを受けます。

その後、高校で出会いの場を用意されるものの、英人は失敗の連続。

挙句の果てに、クラスメイトの園部真希(黒木メイサさん / ニックネーム:スペア)と口裏を合わせ、ホテルで一夜を過ごしたと報告。

卒業できるかのように思えました。

ですが、あまりに二人の話が一致しすぎているので、それが不自然すぎると校長から問い詰められ、嘘だとバレてしまうのでした。

その後、スペア(園部真希)は英人のマンションに引っ越し、同棲を始めるのですが、2人の感覚が合わず、すぐに別れてしまいます。

その他にも、同性愛者から告白されたり、部長がEDであったりと、様々な問題が起こるのが面白いです。

そして、主人公以外は恋が実り、ハッピーエンドに。

英人だけが取り残されるエンディングで、次回作が期待されるドラマでしたが、続編が制作されることはありませんでした。

【動画レポ：三浦春馬・松井愛莉出演『オトナ高校』制作発表記者会見】 / AMUSE Official Channel

「オトナ高校」のおススメシーン

＜英人の心の声＞

超エリートの英人はプライドが高く、神経質。

ですが、様々なシーンで心の中は迷ってばかり。

そんな迷ったシーンや、考えているシーンは、ピンクライトを浴びながら語ります。

英人は不器用な人で、恋愛については計算通りにいかず、心が乱されてしまいます。

ピンクライトのシーンでは、心の声のはずなのに呟くわけではなく、何故だか大声。

心の叫びと思える事もあります。

ピンクライトが凄く、春馬さんの顔がよく見えませんが、ピンクの春馬さんが様々な表現をしているのが面白い。

＜同性愛者の恋の行方＞

女性からモテモテのカルロス君(夕輝壽太さん)。

よく気がついて、優しくて、カルロス君がいるだけでその場が明るくなる、とても魅力的な男性です。

職業はお弁当屋さん。

彼のお店には、いつも女性客の行列ができるのです。

ですが、カルロス君は女性に興味がなく、英人君に片思い。

英人にとってカルロス君は、初めてできた大切な友達。

子供の頃から勉強ばかりしていた英人には、それまで友達と呼べる存在がいなかったのです。

カルロス君の想いを知った英人は、友達を失いたくない思いもあり、複雑な心境に。

ですが、カルロス君の気持ちは次第に他の男性へ傾いていきます。

様々な障害がありながら、一番の問題は相手の気持ち。

好きになる相手は、カルロス君のことを人間的に好きで、カルロス君の気持ちを尊重してはくれるものの、同性愛者の恋は非常に難しい。

最終的にはハッピーエンドを迎えるのですが、そのお相手に注目です。

＜EDに悩む部長の恋＞

英人の上司・権田部長(高橋克実さん)は、早稲田大学卒業後にヤマト銀行に入社しました。

そして、オトナ高校に入学した時にはヤマト銀行国際部・部長として働く、エリート中のエリートとなっていました。

なのに、何故だかずっと独身。

若い女性とホテルで過ごしていても、指一本触れることなく出て行ってしまいます。

実は部長、EDだったのです。

そんな部長が恐れたのは、自分がEDだとバレる事。

とても性行為ができる状態ではなかく、自分に自信を持てずにいました。

ですが、長年EDに悩み続けた部長にも春が来ます。

EDを克服できる相手が、たった一人だけ見つかったのです。

そして、その相手は意外な女性で、EDを克服する切っ掛けも突然の事でした。

そんな部長の恋も見どころです。

「オトナ高校」に懸ける三浦春馬さんの思い

今回、この話を頂いて、そして台本を見せて頂き、本当に自分のキャリアの中でも、挑戦的な役どころでもありますし、テレビ朝日さんの新しい枠での挑戦的なこの作品で、日本を少しでも明るくできたらいいなと思いながら、そんな期待感を凄く胸に秘めて、毎日撮影に励んでいます。

＜「オトナ高校」制作発表記者会見・三浦春馬さんの言葉より＞

「オトナ高校」はコメディドラマなので、春馬さんはお茶の間で見ている人たちが毎週楽しみにしてくれるような、そんなドラマにしたいと思いながら演じていたそうです。

たくさんの人たちが笑ってくれることを楽しみにしていたのでしょう。

東大出で、しかもトップバンクの国際部でバリバリに働く超エリート。

「僕ほどの男は滅多にいない」とでも思っているのか、エリート感が強い。

だけど女性に縁がなく、30歳になっても女性経験がない、何となくイヤなタイプで、何となくカワイイ男性。

そんな荒川英人を演じながら、春馬さん自身も撮影を楽しんでいたそうですよ。

「スタッフとキャストが一体になって」楽しみながら撮影をしていると仰っていました。

このドラマが撮影された2017年は、ドナルド・トランプ氏が大統領に就任した年でもあります。

日本経済はトランプ氏の発言に振り回され、大統領の交代がこれほどまでに日本に大きな影響を及ぼすのだと思う年でしたね。

政治的な話は避けた方がいいのでしょうが、トランプ氏が大統領になってから辛い思いをしている人がたくさんいた事は間違いありません。

もちろん、日本に起こった様々な問題の原因が、全てトランプ氏にあったわけではありませんが。

きっと、春馬さんは日本中の人たちに、少しでも笑いを届けたかったのでしょう。