【副業:エキストラ】萩原健一さんとの思い出

出典 : KENICHI HAGIWARA OFFICIAL WEB SITE

 

以前、このサイトで萩原健一さんの話題に触れた事があるので、その内容については下の文字をクリックしてみて下さいね。

 

副業：エキストラ①萩原健一さん主演ドラマの撮影現場＞

 

今回はその時の萩原さんのお話と、その後、私のアパートの近所で撮影していた時のお話をします。

 

上の青い文字の記事は、萩原健一さんが刑事役だったか探偵役だったかで、ファミレスに訪れるシーンでした。

 

テレビでの映像を私は観ていないのですが、この日、私はウエイトレスの役を頂き、何度も何度も「いらっしゃいませ」と言って、お水を萩原さんにお出しする練習を繰り返していました。

 

私は役者志望ではなく、ちょっとアルバイトをするつもりでエキストラをやっていたのですが、それでも、現場の皆さんの作品への想いは強く、丁寧に演技指導をして下さいました。

 

ウエイトレスの衣装は、その番組を担当する衣装さん(今はコーディネーターと呼ぶのでしょうか？)が用意してくれて、ファミレスのお客さん役のエキストラも、何人か衣装を着替えるように呼ばれていました。

 

多分、その日の役者さんと被らない衣装で、かつ、壁の色や景色などを考えての事なのでしょう。

 

ただ、チョッピリ驚いたのが、萩原健一さんには専属の衣装さんがいたという事。

控室で着替えようとしたら、壁際にたくさんの衣装が掛かっていたんですよ。

それらは全て萩原健一さんの衣装だったんです。

 

衣装さんは萩原さんのリクエストに即座に応えられるように、ずっと神経を集中している感じがしました。

 

撮影時間は長くても、そのカットだけ考えると、放送時間はほんの数分の部分でしかありません。

 

ですが、私の「いらっしゃいませ」のセリフへのこだわりや、お水を出すタイミングへのこだわりなど、皆さんの撮影への思いはスゴイ！

 

当時は「萩原さんって、こんなに衣装を持ち歩くなんて、オシャレなお人だなあ・・・」なんて思っていたのですが、オシャレだけではなく、衣装も作品の一つとして考えていたのでしょう。

 

でも、そのカットで着る服は1着だけ。

たくさんある衣装の中から選ばれた服なんです。

 

撮影が始まる前から、と言うより、萩原さんは現場に入って来た時には、その役になりきっていたように思います。

素人の私には言葉が見つかりませんが、ずっと独特な雰囲気だったんです。

 

その雰囲気を目の前にして、スタッフの皆さんの真剣さもあり、バイト感覚の私は結構戸惑いました。

 

でも、「いらっしゃいませ」のセリフを2回言って、萩原さんにお水をお出しする「動く背景」ではありましたけど、その時の撮影は、エキストラをやっていた時のいい思い出になっています。

 

出典 : KENICHI HAGIWARA OFFICIAL WEB SITE

 

これは私が杉並区の阿佐ヶ谷という所に住んでいた時のお話。

私がいつものように駅前のスーパー西友まで買い物に行こうとした時、駅前の信号あたりで「ヨ～イ！」とか「カット～！」とか聞こえてきました。

 

何だろうと見てみると、そこにいらっしゃったのは萩原健一さん。

阿佐ヶ谷はよく、ドラマの撮影現場になっていたので、駅前の撮影というのは珍しい事ではありませんでした。

 

でも、ファミレスでの撮影の後だったので、私はちょっと足を止めて萩原さんの演技を見ていました。

もしかしたら、同じ番組の撮影だったのかも知れませんね。

 

萩原健一さんと言えば、私の小さな時には大スターになっていて、ずっと大活躍していたお方です。

私の事など一欠けらも覚えているはずはないのですが、何となく気になって見ていたんですよ。

 

何度も横断歩道を渡るシーンを取り直していました。

何が納得いかないのか、誰が何を気にしているのか、私には全く分かりませんでしたが、赤信号の時に視線を横に向け、青信号の時に視線を変えて歩き出すというシーンを繰り返して撮影。

 

ちょっとしたシーンでも、納得できなければ何度でも繰り返すのでしょうね。

 

阿佐ヶ谷は撮影が多かったからか、萩原さんのような大スターが撮影しているのに「キャーッ！」なんて騒ぐ人は一人もなく、たくさんのファンが群がって来るという事もありませんでした。

 

なので、ずっと現場を見ていると、周りからは、まるで私が萩原さんのオッカケみたいに見えるんじゃないかと恥ずかしくなり、あまり長時間は見ていなかったんですけどね。

 

ファミレスの撮影でお水を出した時に「早い！」と言われた以外、他にお話をした事などありませんが、真剣にお仕事をしている姿が印象的でした。

 

テレビでは交通事故や恐喝事件、仕事に何度も遅刻していた頃のお話をしていましたが、私には、真剣にお仕事をしている大物役者の姿しか記憶にありません。

 

萩原さんはお亡くなりになりましたけど、萩原さんが真剣に作り上げた作品の数々の中で、萩原さんの思いは永遠に生き続ける事でしょう。

心からご冥福をお祈り致します。

枝豆金時

 

ティーアッププロモーション/【履歴書不要・短期バイト】エキストラスタッフ急募！

【ちょっと気になる芸能人・有名人】はこちら

【いつでもどこでも在宅ワーク】はこちら

【副業:エキストラ】萩原健一さんとの思い出