あなたの会社では毎日、毎週、毎月、まった時間に会議をしていますか?
成長企業のバイブル本「スケーリング・アップ」の226ページによると、
・オランダの国家予算と同規模の資産を築き上げたロックフェラーは、毎日経営上層部の4人でランチミーティングを開いていた…
・スティーブ・ジョブズもアップルの天才デザイナーと毎日ランチを共にしていた…
・320万ドル数十億ドルに増やした80代の投資家ブーン・ピケンズも、毎朝チームで食事をとり、毎日の戦略会議を実施していた…
以上のように、ビジネスの成功者たちは「会社(カンパニー)」の語源である「共にパンを食べる」を実行していました。
「会議」と聞くと時間の無駄のように感じるかもしれませんが、国家予算並みの資産を築く人たちが、無駄な時間の使い方をするでしょうか?
そうは考えにくいので、どうやら、ここに何か秘密がありそうです。
ではなぜ、成功者と呼ばれる人たちは、時間の無駄とも言えそうなランチや会議に時間を使っているのか?
1つには、「互いのことをよく知る」ことができるからだと言います。
つまり、組織の結束を強めること。
成長が速ければ速いほど、戦略戦術の見直しや調整のサイクルも短くなります。
他には、時間の節約というメリットもあり、
チーム会議を開くと、全員が同じ情報を耳にする。
同じメッセージを1対1の会話で、あるいはカジュアルな会話の中で3回も4回も繰り返す必要はない。(p.232)
さらに、もし情報が全員に伝わっていないと、重大なミスや過失に繋がります。
後始末に追われ、ミーティングに使うはずだった時間の、数倍もの時間を失うことになるでしょう。
では、会議をやる上で何に気をつけるべきか?
それは、会議のリズムです。
週4日は短い15分の会議。
(通称「デイリーハドル」。詳しくは先日の記事朝礼は時代遅れ?にて)
週1日は1-2時間の会議で、日、日、日、日、週、のリズムを刻みます。
また、週の部分に月ごと、四半期ごと、年ごとの会議を入れることで完全なリズムができます。
1.毎日のハドル
5-15分のミーティングで戦術的な問題を話し合い、情報をアップデートする。
2.毎週の会議
60-90分の会議で、四半期の優先課題の進行状況を確認し、チームの集団の知恵を使って気になるトピックを1つか2つ話し合う。
3.毎月の経営会議
半日から1日の会議で、全ての上・中級管理職と現場のマネージャーが集まって、数時間の話し合いが必要な大きな問題1つか2つについて協力して解決に取り組む。
4.四半期と年に一度の計画会議
1-3日をかけて行う社外会議で、リーダーは「成長ツール」をアップデートし、次の四半期または1年のテーマを決める。
僕たちダイレクト出版は、内容は多少変えていますが、会議のリズムはほぼこの通り実施しています。
初めは時間かかるなーと感じたり、無駄なのではと思ったりすることもあるでしょうが、各自がきちんと準備して会議に臨めば、必要不可欠なものだとメンバー全員が認識し、逆にやらないと気持ち悪く感じます。
(野球のイニングごとの円陣、サッカーのハーフタイム、バレーのタイムアウトでのミーティングなどをイメージすると分かりやすいかと思います。)
ぜひあなたの会社でも、会議のリズムを作ってみてはいかがでしょうか?
きっとチームの結束が固まり、時間の節約にもなるでしょう^^
では本日も、良い1日を♪ ^^
PS
人を雇おうと考えている個人事業主の方もぜひ。
知り合いの美容サロンオーナーの方が言うには、お客さんが増えて忙しいから、ラクしたくて人を雇ったら大変になって、また一人に戻る、というのは美容サロンあるあるだそうです。
人を増やせない原因は仕組みがないから。
でも、仕組みの作り方がよくわからない、と悩むそうです。
本書には組織に必要な仕組みから、大事なキャッシュの話までが網羅されているので、ぜひご一読を。
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