あなたはひとつの買い物に、最長何時間かけて悩んだことがありますか?
家や自動車など、価格が高いものは相応の時間がかかるものですが、自分にしっくりくるペンやノート、調理器具やスポーツ用品、寝具、スマートフォンなど、
些細な身の回りのものを選ぶときにも、悩んだ経験があると思います。
という私もつい先日、コーヒーを美味しく入れるためプレス機を買おうとお店に立ち寄り、どれがいいのかと腕を組んで30分ほど悩んでいました(笑)
実店舗だけでなくネットショップも同様で、Amazonや楽天などでカートに商品を入れたまま放置してしまったりしますよね。
悩んだ末、買わなかったりと・・・
さて、裏を返せば、商品を販売しているセールスマンや販売員の立場からすると
「悩んだ末、買わない」とか「安い方に流れてしまう」など、頭を抱える問題ではないでしょうか。
時間をかけて説明しても、いくら商品の良さを伝えても、最終的に買い手の気持ちにフィットしない限りは売れはしないでしょう。
そこで、見込み客の迷ったり悩む時間を短くし、セールスを簡単にする方法を紹介します。
いくつかありますが、そのひとつが「比較の力」を使うことです。
例えば、あなたはイタリア料理店の料理人だとしましょう。
包丁を新調するとして、プロとして成功したいあなたはどちらを選びますか?
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A. 三つ星シェフが使っている包丁
B. 特徴のない量販店の包丁
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きっとあなたは、Aを選ぶのではないでしょうか?
さらに、、
「他の店とは違う」
「プロだからプロが使ういい道具を」
「(有名なシェフ)が愛用する理由は…」
と一言添えがあれば、悩むどころか、期待を込めてやや価格が高くてもAを選択するでしょう。
(コーヒーのプレス機にも「◯◯のバリスタがおすすめ」と書かれていたら、私もそちらを選んでいたでしょう)
このように、「商品の特徴」だけではなく「商品をとりまく集団」を(アマチュアとプロ)比較させることで
「悩んだ末、買わない」とか「安い方に流れてしまう」を防ぎ
購入の即決につなげることができます。
商品を購入することでプロ集団と肩を並べることができるとわかれば、お客は自らあなたの商品を選ぶでしょう。
見込み客が所属する業界のプロにレビューをもらい、セールストークに組み込むなど、「比較の力」を使ってみてはどうでしょうか?
PS.
今回の「比較の力」を用いたセールススクリプトや、セールスを簡単にする方法が他に20個も載っている「クロージングの心理技術21」はこちら ↓
クロージングの心理技術21 / ドルー・エリック・ホイットマン著
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