🌼遺産相続手続き~相続税の申告まで5カ月かかりました

母が施設で急変して亡くなってから、約5カ月かけて相続税の申告ができました。不動産の名義変更以外はすべて兄と2人で調べ、書類を集め、何度も何度も銀行に足を運びながら遺産相続し、最後に税務署にて申請。今回は、遺産相続について「どのように進めていったか」「何が大変だったのか」についてご紹介いたします。
母が亡くなってからまず始めたこと

 

家族が亡くなってから第一にやらなければならないのはお葬式の手配と死亡届の提出。

ですが、それとは別に遺産について調べておく必要があります。

 

その理由は、遺産相続の税申請は死亡確認後10カ月以内に行わなければならないからです。

「10カ月もあるなら大丈夫」と後回しにすると、何かあった時にとんでもない月日を費やすことがあるので、なるべく早く遺産の金額を確認し、遺産総額が基礎控除を上回るようでしたらすぐにでも書類を揃える事をお勧めします。

 

また、銀行に提出する公的書類には有効期限があるため(有効期限は銀行・証券会社が定める)、何らかの書類不備があった場合に時間をロスして有効期限を超えてしまう恐れがあるので、有効期限も要注意です。

 

そんなわけで、まず始めた事は以下の通り。

 

母が亡くなってから第一に行ったこと

① 病院に待機しているお葬式屋さんをお断りし、互助会に電話。葬儀の手配を始める。

② 通帳を探し、見つからないので直接銀行10社に問い合わせる。また、郵便物が届いていた証券会社に連絡を入れる。

③ 登記簿を保管している場所は私が覚えていたので、兄に教える。

 

私の場合は、母が通帳の場所を兄に、印鑑の場所を私に伝えていたので、基礎控除を超える遺産がある事は分かっていました。

ですが、問題は兄の記憶力の低さ。

 

母は元気な時に、私に、通帳の場所について兄に話したと言っていました。

私は「お兄ちゃん、多分忘れているだろうな」と思っていたら、案の定。

兄はなんと、通帳の話をされた事すら覚えていなかったのです。

 

母からその話をされたのは、母が倒れた日の2年ほど前。

母はお酒を飲んで酔っ払っている兄に、そんな大切な話をしていたのです。

記憶力が低い上にお酒が入っていて、覚えているわけがありません。

 

そして、母が入院して記憶障害を起こした時には、入院費やら施設の支払いやらで、貧乏な兄と私は結構悩む事となりました。

幸い、当時は父がいましたので、相談したら父が何とかしてくれましたけど、もしも父がいなかったら、母は病院にもいられない状況になっていたでしょう。

 

母が行きそうな銀行を1件ずつ回り口座の有無を確認

 

まず、司法書士に相談したところ、遺産相続については銀行1件あたりの手数料が7万円以上かかると言われました。

また、不動産相続(名義変更)については建物だけで20万円(税別)。

土地はすでに兄が相続していたので大丈夫でしたが、土地もお願いしていたらそれ以上にかかっていたようです。

 

うちのケースだと、証券会社も含めて100万円くらいかかってしまうだろうという事だったので、私は計算方法を調べて、家屋以外の計算は私でも何とか出来るんじゃないかと判断しました。

 

10カ月の申請期限を3カ月だと勘違いしていた兄は、「まず金額を把握しなけらば話が進まない」と、母が行きそうな銀行を全て書き出しました。(申請期限が3カ月なのは、債務を放棄する場合のようです)

母が銀行を回っていた当時、母は80代でしたので、あまり遠くの銀行に行くことは考えられませんでしたし、徒歩圏内の銀行10行をピックアップしたのです。

 

基本的に銀行は、電話では口座の有無を教えてくれないので、兄と2人で手分けして、直接銀行に足を運び、亡くなった母の銀行口座が無いか確認して回りました。

 

そこで見つかった銀行は9行。

そのうち1行は無に近い残高だったので申請しませんでした。

銀行の手数料の方が上回ってしまいますからね。

 

そして、まずは各銀行に死亡届を提出し、口座を凍結しました。

そして、各銀行によって提出書類が少々異なるので、気を付けながら書類を揃えていきました。

 

銀行・証券会社に提出する書類

 

提出書類は以下の通りです。

 

遺産相続について銀行・証券会社に提出する書類

銀行から受け取った書類

・死亡届

窓口で相談すると、その場で死亡届だけは書くように促されました。

・遺産分割協議書(法定相続人全員の実印・署名が必要)

うちの場合は遺産分割協議をしていないので、委任状(法定相続人全員の実印・署名が必要)の提出でした。遺産分割協議書も委任状も、銀行が用意してくれます。

・委任状(法定相続人全員の実印・署名が必要)

遺産分割協議書を提出しない代わりに、委任状を提出。また、代表者1人を選んで一任する場合にも必要です。

 

役所で揃える書類

・被相続人の除籍謄本・戸籍謄本、または全部事項証明書

戸籍謄本も全て、申請時に除籍謄本になるようです。また、銀行によって「出生から死亡まで」「16歳から死亡まで」「結婚から死亡まで」と、内容が異なっていました。すべて連続したものでなければいけません。要するに、「出生から死亡まで」となっている銀行に提出する場合、結婚や元号が変わる等、また、自ら戸籍を移動させていた場合なども含めて、途切れる事なく全ての証明ができなければなりません。

・法定相続人全員の戸籍謄本または全部事項証明書

これは、亡くなった家族・親族も含め、法定相続人となる人全員分です。

・印鑑証明書(法定相続人全員)

 

男性の場合は結婚しても戸籍を移すことがあまりありませんから、役所1カ所で済むことが多く、割と早く除籍謄本を揃える事ができるでしょうけれど、女性の場合は結婚や出産がありますので複数個所行かなければならない事が多いです。

 

実は、一番大変だったのが、この除籍謄本・戸籍謄本を揃える事でした。

 

除籍謄本・戸籍謄本を揃えるのが大変な理由

 

提出するべき戸籍謄本・除籍謄本は3人分でした

除籍謄本は母の分だけ提出すればいいものと思っていたのですが、結論から言うと、母の分と他界した父の分と姉の分が必要だったのです。

 

母の除籍謄本の場合>

全部で4部(750円×4=3000円)必要となりました。

昭和6年生まれだったので、幼少期は終戦の時代。

両親を失い、養子になっていたからです。

 

① 出生~養子

② 養子~結婚

③ 結婚昭和時代~平成時代

④ 結婚平成時代~死亡

 

ですが、母の場合は2カ所の役所で揃いました。

①②は千葉で、③④は九州。

これはこれで大変だと感じましたけどね。

 

父の除籍謄本の場合>

父は全く問題ありませんでした。

母と結婚してからの除籍謄本が必要だったので、母の除籍謄本が揃った時点で父のも揃っている形になっていました。

 

姉の除籍謄本の場合>

一番の問題は姉でした。

全部で7部揃える必要があったからです。

 

また、姉は子供に恵まれなかったために、その子供の戸籍を取り寄せる必要はありませんでしたが、もしも姉に子供が生まれていたら、その子も法定相続人となるので、戸籍の提出や他の書類の実印・署名が必要となり、遺産分割協議にも参加してもらわないといけなくなります。

 

7部必要だった理由は3つ。

1つは姉がバツイチで、その後に再婚していたという事。

2つめは、結婚後に元号が変わったという事。

3つめは、姉が戸籍の結婚歴の記載を消したいがために、引っ越すたびに戸籍も移していたからです。

 

結婚・離婚歴というのは、一番最近の戸籍謄本にも記載されてしまうもので、姉は再婚相手にバツイチである事を隠したかったらしく、何度も戸籍を移していたようです。

(実際、「5回引っ越したら離婚歴が消えるんだって」と真面目に私に言っていたもので)

姉は何度も同じことを繰り返し、最終的に諦めたようですよ。

 

一番大変だった事

 

一番大変だった事は2つ。

一つは除籍謄本(戸籍謄本等)を揃える事でした。

そして、もう一つは税申請の計算。

 

母の除籍謄本の場合

銀行には亡くなった姉の話をしていませんでしたから、除籍謄本は母の分だけを提出。

また、除籍謄本について「連続したもの」と言われていたので、九州の役所に出生から死亡までを記載した除籍謄本をお願いする旨を手紙に書き、兄に印紙を添えて送ってもらいました。

 

すると、届いたのは母の結婚から死亡までの分のみ。

昭和と平成の元号、合わせて2部でした。

 

兄と、なんで送ってくれないんだろうと言いながら、その除籍謄本を持って銀行に向かいました。

すると、除籍謄本が不足しているとの事。

 

そこで初めて、戸籍謄本・除籍謄本を揃える事の大変さに気付きました。

銀行員さんは、除籍謄本に記載されている結婚前の住所から、そこの役所に取りに行くようにと教えてくれました。

 

そして、役所は戸籍の有無について電話では教えてくれないらしく、1件1件遡って辿っていくしか無いのだそうです。

 

 

兄が除籍謄本の請求をしたのは4月後半の事で、母の戸籍が福岡市役所にあると思い込んでいた兄は、福岡市役所に請求書類を送付してしまいました。

それを聞いて私は「違うよ!香春町役場だよ」と言ったのですが、もう遅い!

 

除籍謄本が届くまで、申請書が役所に到着してから約1週間。

「違う」という返事が兄の元に届くのも同じくらいかかるので、この場合も送付した日から10日間かかったのです。

 

考えてみれば、気が付いた時点で香春町役場に申請書を送れば良かったのですが、私たちはそこまで頭が回らずに、福岡市役所の返事を待ってしまいました。

「違う」という返事を待ち、すぐに香春町役場に申請書を送ったのですが、それはゴールデンウイークに入る直前のこと。

 

今年は元号が変わるというので、ゴールデンウイークは役所も10連休。

除籍謄本が届いたのは、ゴールデンウイークが明けてから10日後の事でした。

それだけで約1カ月かかってしまったのです。

 

ですが、出生からの戸籍謄本についてどうするべきかなんて、香春町役場の職員さんは何も言ってくれませんでした。

なので、結婚から死亡までの記載しかないのが何故なのか、私も兄も理解できないでいました。

 

役所は、除籍謄本についてこちらから聞かないと何の説明も無いのです。

それは、役所の怠慢を意味するわけではなく、戸籍関係については非常に厳しく扱っているから。

だから、電話で戸籍謄本の有無を確認しようとしても答えてはくれないのです。

 

銀行員さんから、戸籍の移転前の役所で戸籍謄本を頂いてくるようにと言われ、私は成田市まで取りに行きました。

直接行って良かったですよ。

 

だって、郵送で請求したら、また1週間~10日間かかるわけで、更にその先の戸籍が別の役所にあれば、またまた1週間~10日間かかってしまうわけです。

直接役所に行けばその場で頂けるのですから。

 

成田市役所で出生から養子になった時期、それから結婚までの戸籍謄本が見つかりました。

私は「戸籍謄本だから1部450円かな?」と思っていたのですが、亡くなったことを伝えると除籍謄本になると言われ、1部あたり750円になりました。

 

そして、母の除籍謄本が揃ったので、書類がすべて揃ったと思って銀行に行ったのですが、そこで初めて銀行員さんが姉の戸籍も必要だと話しました。

 

母の戸籍に姉の出産履歴が記載されていたため、姉が死亡した事と、姉に子供がない事を証明する必要があるのだという事でした。

 

 

姉の除籍謄本の場合

銀行から出ると、また除籍謄本をもらいに行かなければならないと、兄と二人で愕然としました。

でも、行動に移さない事には何も変わらない。

 

「んじゃあ、これからあいつの戸籍をもらいに行こう」と兄が言うと、私は姉が若いころに言っていた事を思い出したのです。

「離婚歴は5回引っ越すと消えるんだって・・・」という話。

 

その話を兄に話すと、兄は、

「じゃあ、もしかするとあいつの戸籍が5カ所以上あるってことかよ!お袋の戸籍でこんなにわけ分からない思いしてるのに、なんでそんなに戸籍移動するんだよ!」と、ブツブツ言いながら車を運転していました。

 

銀行員さんのお話では、母の戸籍から姉が転出した先が目黒区で、結婚して転出となっていました。

おかしな話で、この結婚、姉は家族に内緒で結婚して1年で離婚していたので、姉は家族にも隠し続けていたかったのでしょう。

 

とりあえず、姉の戸籍は目黒区にあるのが分かったので、目黒区役所まで車で行きました。

昼間だったので、結構渋滞になっていましたよ。

 

そして、目黒区で姉の除籍謄本を頂くと、次の戸籍の移転先は実家。

私たちは、そのまま再婚まで戸籍が実家にあることを願いながら、横浜市の市役所まで行きました。

 

戸籍を申請すると、なんと戸籍が2部あるとの事。

姉の戸籍は実家に戻ってから渋谷区に移り、そこからまた実家に戻っていたのです。

そんな事から、横浜では間が抜けた状態の除籍謄本を2部受け取りました。

 

「ずっと渋谷区のままだったのかな?ちょこちょこ引っ越してたから、もしかしたらまだ他にあるのかも」と言いながら、兄と私で手分けをして戸籍を取りに行くことにしました。

 

「私は渋谷に行ってくるから、お兄ちゃんは川崎(再婚先)に行ってきて」と、翌日はそれぞれ姉の戸籍を取りに行って来ました。

そこで感じたのは、同じ姉の戸籍であるのに、都心の役所は何故だか厳しい。

 

兄も私も、姉の除籍謄本を揃っている分だけ持って役所に行ったのですが、渋谷区は要件を伝えると色々質問され、姉との関係が分かる戸籍の提出を求められました。

(身分証明書はどこでも必要ですが)

 

そして、渋谷区と繋がりのある戸籍を見せるように言われ提出。

ちょっと質問やら説明やらが、他と比べると長いように感じました。

渋谷区の戸籍は、実家から転入し実家に転出するもので、やっと前後が繋がってくれました。

 

 

渋谷区役所から出ると兄から電話があり、川崎市役所では「戸籍を出さない」と言われたと言っていました。

事情を話しているのに、とんでもない話でした。

 

他の役所では出してくれているのに、「ご家族じゃないと出せません」と言われたとか。

「兄は家族じゃないのかよ!」と、兄はキレたと言っていました。

 

姉の旦那さんだった方は既に再婚をしていて、姉の死からやっとの事で立ち直り、新しい人生を歩んでいるところ。

それなのに、兄は家族として認められなくて、他の女性と再婚して新しい家庭を築いている義兄が家族だから、義兄じゃないと姉の戸籍は出せないと言うのです。

 

それでは、血縁関係って何なんでしょうね?

それに、義兄は遺言状が無い限り法定相続人にはなりません。

 

結局、上司を呼んで頂いて、兄も家族なので除籍謄本を出せるという話になったそうですよ。

私はその話を聞いてビックリしました。

 

この川崎市の除籍謄本を受け取って、やっと除籍謄本が全て揃ったのです。

 

 

税金の計算は気が狂うかと思いました

税金の計算も大変でしたよ。

銀行員さんも税務署も、まるで当たり前のように税理士や司法書士にやって貰うように勧めてきます。

 

うちの場合は100万円くらいかかるのに、どうしてそんなに簡単に言うのかと、不思議でなりませんでした。

多分、銀行が1行のみなら安く済むから、銀行口座の数が少ない人たちは専門家に頼むのでしょう。

 

でも、あまりにもその言い方が「普通は専門家に頼むものだ」「税務署は税金を計算するところじゃない」とでも言われているように感じました。

 

税務署の受付では、銀行の口座数が多くて専門家に頼むと高額な費用がかかることと、専門家に頼まなくても自分で計算できるという話を伝えました。

 

ただ、ちょっとした所で分からない箇所が出てくると思うので、計算した上であやふやな部分を聞きたいとも話しました。

そして、税務相談の予約をし、必要書類を一式受け取って帰りました。

 

税金の申告書は、まるで確定申告のように、計算方法が詳しく書いてありました。

そして、その手順に則って計算すること8時間。

もちろん、見直しもして8時間です。

 

何とか計算が終わりましたが、やはり不明な箇所が2カ所ほどあり、税務相談の日に質問し、その場で計算をし直し(ちょっと直す程度の計算です)、その日のうちに提出しました。

 

現金があれば、相続税を同時に支払うことも可能だったのですが、知らなかったので振込用紙をもらい、銀行で支払いをしました。

税金の支払いは兄と私と別々で、この日は税金の申請・支払いと同時に遺産を分割しました。

 

 

公的書類の有効期限について

銀行に提出する公的書類は、被相続人の除籍謄本等(銀行により異なるが、出生から死亡までが一般的)、法定相続人の印鑑証明、法定相続人の戸籍謄本等、法定相続人が亡くなっている場合はその除籍謄本(出生から死亡まで/子供の有無の証明も必要)。

 

これら公的書類そのものには有効期限はなく、有効期限を定めているのは提出先になります。銀行や証券会社によって3カ月・6カ月で定まっていました。

 

銀行については、コピー可の銀行とそうでない銀行があり、8行のうち6行はコピー可でした。

それと、証券会社はコピー不可で、証券会社の手続きが一番厄介だったような気がします。

 

今回、私の場合は法定相続人が兄と私の2人だけなので、自分たちの印鑑証明や戸籍が期限切れになってもすぐに取り直すことは可能です。

でも、法定相続人の人数が多い場合は、期限切れだからと全員の印鑑証明や戸籍謄本を再度取り直すのは大変なことだと思います。

なので、提出先の期限については気を付けなければなりません。

 

例えばうちのケースのようにゴールデンウイークに差し掛かったり、母の除籍謄本や姉のように亡くなった家族の除籍謄本を取り寄せるのに全て郵送で行ったとすると、私たちは母の九州の除籍謄本だけで間違いも含めて1カ月かけたので、その上に成田市役所の除籍謄本を郵送で行い10日かかるとすると、それだけで1か月と10日かかる事になります。

 

そして、銀行に母の除籍謄本を持って行った時に姉の除籍謄本も必要だと分かったので、そこから6部の除籍謄本を揃える事になります。

姉の場合、全部で7カ所に戸籍があったのですが、そのうち1部は母の戸籍に入っているので、取り寄せなくても大丈夫でした。

 

役所では戸籍の有無や記載内容を電話で教えてくれないため、面倒でも1つの除籍謄本を取り寄せたら、そこに記載されている移転先住所を確認して、その役所から除籍謄本を取り寄せなければなりません。

 

要するに、一つずつ取り寄せなければ連続する他の住所が分からないため、何らかの方法で確認できない限り一度に全ての除籍謄本を請求する事は不可能という事になります。

そのため、提出先が定める期限に間に合わない恐れがあります。

 

うちの場合、母の除籍謄本を全て郵送で取り寄せたとすると、すでに40日間かかっている事になりますが、そこから姉の除籍謄本を1つずつ辿ったとすると、更に60日はかかるわけです。

 

除籍謄本を全部揃えるのに3カ月を超えてしまうため、期限を3カ月と定めている銀行においては、新たに法定相続人全員の印鑑証明と戸籍謄本が必要となってきます。

公的書類の期限が3カ月となっている銀行については要注意ですね。

 

ただし、除籍謄本は戸籍を閉めてしまっているので、それ以上移動する事はできないため、有効期限を定める銀行はほとんどありません。(稀にあるそうですが)

 

 

申請から振込までの期間

銀行によって、申請から振込までにかかった期間は異なりました。

一番早かった銀行は1週間くらい。

みずほ銀行さんのような大手は厳しく、3週間かかりました。

 

また、証券会社は何度も何度も書類を書き直して送り直したので、それだけで随分な時間がかかりました。

そして、送った書類を受理してもらってから振込まで、約2か月かかりましたよ。

証券会社の手続きは、一度兄の名義で相続した株式を成行きで売り(私は反対したんですけどね)、その現金を申請しました。

兄が株式を相続するのに、結構な日数がかかったようです。

 

最後に一言

本当に大変でしたが、私たちにお金を残してくれた両親に感謝ですね。

亡くなった後も、私は両親に頭が上がりません。

 

税金の計算は厄介でしたが、計算が得意な方は税務署で手引きを貰って挑戦してみて下さい。

せっかくご家族が残してくれた大切なお金ですから、専門家に頼むとしても、支払いに無理のない所を探しましょう。

お葬式代や法事もかなりかかりますから・・・。

 


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