一番悲しいこの時が一番忙しい時でもあり、一晩中眠れないで看取った後に訪れる、更に眠れなくなる酷な時でもあります。
それは、ご家族がご臨終を迎えた直後、短時間でやらなければならない事がたくさんあるからなんです。
喪主・ご家族の方が倒れるといけないので、ちょっとでも時間ができたら仮眠をとるように心掛けて下さい。
ご家族がご臨終を迎えてからやらなければならない事は、以下の5項目になります。
① ご遺体の搬送先を決め、搬送し、ご安置をする。
② 通夜・葬儀・告別式の準備をする。
③ 通夜・葬儀・告別式を執り行う。
④ 火葬・還骨法要を執り行う。
⑤ 葬儀後の片付け、支払い。
最近では、その後にすぐ四十九日忌法要を続けて執り行う場合もありますが、その件についてはいずれ記事にしていきますね。
まずはじめに、葬儀社を事前に決めている方は葬儀社に連絡を入れましょう。
その後の流れを分かりやすく説明して頂けますし、準備がスムーズに進みます。
急にお亡くなりになったり、忙しくて葬儀社を決めていらっしゃらないご家族の方は、急いで葬儀社を決めなければなりません。
その際に、葬儀社の決め方は2通り。
1つはこのようなサイトや役所などで調べる方法で、もう1つは、ご臨終の直後に葬儀社の方がいらっしゃるので、その場でお願いするという方法です。
多くの葬儀社は病院の敷地内で待機しているので、何も準備をする気力が持てない方は、このような葬儀社にお任せするといいでしょう。
料金がもの凄く高額になるという事はありませんし、一般的な費用で進めてくれます。
プランもいくつか準備して下さっているので、パンフレットを見ながら選んでいき、料金の見積もりを出してもらう事ができます。
ただ、縁起でもないお話と思われるかも知れませんが、お亡くなりになる前に葬儀社を決めておいた方が、ご希望に合ったプランを選ぶことができます。
また、ご臨終直後は近親者・親類・友人知人に連絡をしましょう。
後日、死亡診断書を病院で受け取りますが、役所の手続きなどで提出する前にコピーをとっておくといいでしょう。
葬儀社の方も説明して下さいますが、ご遺体の搬送先をすぐに決めなければなりません。
これも、早めにご家族で話し合っておくといいでしょう。
一般的に、病院の安置室にご遺体をご安置出来るのは数時間ほどです。葬儀の時までというわけにはいきません。
搬送先として挙げられるのは、
・ご自宅
・葬儀社ホールの安置室
・火葬場などにある霊安室
・遺体搬送専門の寝台自動車会社
などになります。
搬送は葬儀社にお願いするか、ご自分で搬送専門業者にお願いしますが、葬儀社ではほとんどパック料金が設定されていますので、葬儀社にお願いした方がいいように思います。
搬送先についても、先にご家族で話し合っておけば慌てないで済みますね。
ご自宅に搬送する場合は、自宅にご安置するスペースを作っておかなければなりませんので、御棺が入るくらいの場所は確保しておきましょう。
また、ご自宅の場合は弔問に訪れる方がいらっしゃいますので、その対応についても準備をしておきましょう。
ご遺体をご安置するスペースの確保が難しかったり、弔問に訪れる方たちの対応が難しい場合は、葬儀社ホールの安置室がいいでしょう。
火葬場に併設されている、斎場の霊安室になります。
葬儀を行わないで火葬のみの場合や、安置室の無い葬儀社に依頼した場合などに、ここにご安置します。
最近では海での散骨など、様々な見送り方が増えていますので、そういった方が火葬場の霊安室を利用する事もあります。
また、高額なお葬式代を惜しむ故人も多くいらっしゃるので、直葬というのも一つの考えです。
寝台自動車会社の場合、全ての会社に安置室があるわけではありません。
もしご希望の場合は、事前に調べておく必要があります。
ですが、安置室をご利用する方は、ご自宅にご安置できない事情のある方が多いので、特にご希望なさる方は少ないかと思います。
葬儀社の方が配送先の選択肢として挙げられるようでしたら、きっといい安置室でしょうから、どのような安置室かお伺いしてみるといいですね。
つづく>>
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ご家族が亡くなってからやるべき事①