お葬式では悲しむ時間もないくらい、慌ただしく時間が過ぎていきます。
特に、初めて喪主を務める方にとってみては、大きな緊張もあることでしょう。
ここでは、初めて葬儀を執り行うご家族のために、ご臨終から三回忌までの流をご説明します。
まずは1年間の流れをまとめると以下の通りになります。
①ご逝去
②通夜、葬儀・告別式
③初七日(しょなぬか・7日目)
④二七日(ふたなぬか・14日目)
⑤三七日(みなぬか・21日目)
⑥四七日(よなぬか・28日目)
⑦五七日(いつなぬか・35日目)
⑧六七日(むなぬか・42日目)
⑨七七日=四十九日=満中陰(なななぬか・しじゅうくにち・49日目)
⑩百か日=率哭忌(ひゃっかにち・そっこうき・100日目)
⑪一周忌=小祥忌(1年目)
⑫三回忌=大祥忌(2年目 / ご逝去の日・一周忌を含めるため、一周忌の翌年ですが三回忌となります)
地域や信仰によって、実際に全ての法要を行うか否かと別れますが、熱心な地域やご家族は全てを大切に思われている方もいらっしゃるので、時として親族同士でギャップが生じる事もあります。
その場合は、よく話し合って決めていきましょう。
この中で特に重要なのが通夜、葬儀・告別式、初七日、四十九日、一周忌、三回忌ですので、それだけはしっかりと執り行いましょう。
また、最近の葬儀はかなり昔と異なり、葬儀・告別式の日に四十九日までの法要を執り行う事が可能になっています。
これは、遠方から何度も足を運ぶご親族の負担を考慮し、距離やお香典におけるお心配りをできるだけ抑えるため。
法要はどうしてもおおきな出費となりますので、ご親族にとっても回数を減らす事で、時間的・金銭的・精神的に多少の余裕が得られるかと思います。
また、どうしても法要ができないケースもあります。
たとえば、生活保護を受けているご家族が喪主を務める時、「葬祭扶助」という最低限のお葬式代しか出ませんので、一般の葬儀は難しいでしょうし、法要についても扶助はありませんので執り行う事は厳しいでしょう。
このように、ご家庭によっては目に見えない所で何らかの事情があるかも知れませんので、法要についてはご家族もご親族も寛大な心で受け止めましょう。
私の場合は、父が亡くなった時に、埋葬後に初七日法要から四十九日法要まで1日で執り行いました。
叔母はビックリしていましたが、親族の飛行機代やホテル代を計算すると1人あたり10万円前後かかるので、お葬式屋さんと話し合って出来るだけ同日に行いました。
そのため、親族がお香典をどうしたらいいか悩んでいました。
お香典についてもいつか一覧表を作りたいと思っていますが、しばらくは葬儀・法要についてまとめていきます。
投稿が見つかりません。
🌼【メモリアル・セレモニー】ご臨終から三回忌まで