スーパーマーケットさいちさんには、「なるほど」と思える納得の秘策がありました。
一つ一つご紹介すると以下の通りです。
<お客様に合わせて商品を提供する>
惣菜・弁当コーナーは、厨房のすぐ前に設置されているそうですよ。
厨房からは売り場が見えるようになっているんですって。
そのため、調理スタッフさんは売り場の状況に合わせて調節できるんだとか。
人口の少ない地域ですし、きっとお客様もお得意さんばかりで、お店の人たちに声を掛けやすいのではないでしょうか?
「今日はこの後何作るの~?」なんて感じだと思います。
さいちさんの店内配置図はこんな感じです ↓
調理スタッフさんたちにとっても、お得意さんのお顔を覚える事ができそうですね。
<調理品にはレシピが無い>
さいちさんでお惣菜をはじめたのは、専務でもあられる社長の奥様。
最初はお客様のご要望「ちょっと作ってくれない?」から始まりました。
その後は、地域の台所の代わりをつとめてきました。
極めるのは「どこの家庭料理よりもおいしい家庭料理」。
だから、ほとんどの料理にレシピがありません。
調理スタッフさんに「レシピはあるんですか?」と質問すると。
ほとんどレシピはないので、味の感覚とか「大体このくらいかな?」って作っています。
「今日はしょっぱかった」とか「甘かった」とか、お客さんに言っていただけると、「ちょっと変えなきゃな」とか、自分なりに工夫してやっていかないと出来ないので・・・。
家庭料理とは言っても、食材のうま味を最大限に生かすため、煮物の具材は別々に煮込むんだそうです。
基本的に薄味で、レシピが無いために、たまに味にブレが生じます。
ですが、それがまた家庭料理らしく、飽きがこない味付けになるんですって。
そして、まるで娘が母親の味を受け継いでいくように、奥様の味を調理スタッフが舌で覚えていて、それを再現しながら受け継いでいるのです。
型(マニュアル)にはめない家庭料理が人気の秘密のようです。
<常に出来たてが食べられるスーパー>
毎日売り切れているから、前日の残り物を売るような事はありません。
また、午前中にショーケースがいっぱいになるほど惣菜・弁当を作りますが、それが昼時にはほとんど売れてしまい、あとは調理スタッフが様子を見ながら調理していくので、お客様にとってみたら常に出来立てが食べられる状態。
スーパーマーケット研究家:菅原佳己さんによれば、いつも出来立てで美味しい状態の惣菜が売っているから、常に売れているんだそうです。
「やっぱり、出来立てが美味しいのよ!」と、おっしゃっていました。
これ、すべて「おはぎ」です ↓
600パックのおはぎは毎日すべて完売。
過去最高で、1日に2万5000個も売れたんだとか。
おはぎの売上だけで、年間2億1千万円。
現在、平日でも1日に平均6000個も売れているんですよ。
36年前にさいちさんで初めておはぎが作られてから、ずっと同じ味を保っているそうです。
そんなさいちさんのおはぎづくりは、前日からスタートします。
使用するのは北海道産の小豆。研いだ小豆60kgに水・砂糖・塩を加え、3時間炊きます。
そして炊きあがった小豆は、必ず社長が味見し、社長のokがあれば、ボウルに入れて冷蔵庫で1晩寝かせます。
毎日これ(味見)をやらなきゃ、緊張感がなくなるからねえ。
と、社長。
翌日は7時からおはぎを作り、毎日600パックが完売。
おはぎ担当のスタッフも、毎日600パックも作っているわけですから、感覚的においしいおはぎの作り方が染みついているのでしょう。
このおはぎも常に出来立て。
工場で作って、何時間もかけて運んでくるおはぎとは、全く違うんです。
徹底して追求する「おふくろの味」。
お客様の要望に応えていくうちに、こんなにも惣菜・お弁当・おはぎが増えてしまったんだそうです。
年商7億円は、長い間お客様にお応えしてきた、数々の積み重ねなのかも知れないですね。
スーパーマーケットさいちさん。
素晴らしいですね。
1 2
📚黒幕の正体 / 100円動画講座 / ダイレクト出版
“これは都市伝説ではありません” 戦争・選挙・金融 世界中のあらゆる事件をネタに… 常に裏で利益をむさぼるある集団がいた… 国際情勢のあらゆる事象の背後には、 常に彼らの存在が見え隠れすると国際関係学の藤井 […]
☆星星のベラベラENGLISH(zip/2020年3月30日~4月6日放送まとめ)
☆星星のベラベラENGLISH一覧はこちら>> <2020年3月30日放送内容> カフェでタピオカを飲んでいる星星とレイア。 「タピオカって美味しいよね」とレイアが言うと、星星がお皿を出してレ […]