突然ですが、皆さんは床を踏んだ時に「ミシミシッ!!」と床が沈んでしまう経験はありませんか?
古い住居によくあるのですが、床の傷みがひどい時に、人の体重がかかる事で床の一部が沈んでしまうのです。
そんな状態になった床を放置していると、いつか床が割れたり、抜けてしまったりと、修復が大変な状態になるでしょう。
私は暫く、傷んだ床を避けて通っていましたが、悪化するのは時間の問題なので、床を補強する事に決めました。
しかし、業者に床の補強を依頼すれば何十万円かかるか分かりません。
それに、業者に頼むにも、家具をどけるのが面倒くさい。
DIYなら、家具をどけて部屋を空っぽにしなくても、作業したいスペースにある家具だけを横にずらして出来るので、少々ラクなように思えたんですよ。
かかる費用は材料費だけで済むので、業者に頼むよりもかなり安くできるのも魅力。
そんなわけで、一人で頑張ってみる事にしました。
プロの方が補強するなら色んな方法があるのでしょうけれど、私の場合は、賃貸用の居室を業者に依頼した時にやって頂いた方法にチャレンジしてみました。
その時補強してもらった床は、張り替えるとかなり高くなってしまうからと、ボロボロの床の上に板を敷いて、その上に化粧板を貼る方法を勧められました。
なので、私も板を貼って補強する事に。
↑ うっかりして作業前の写真を撮り忘れてしまったので、まだこのアパートを購入したばかりの頃に撮った写真を貼りました。
この部屋の床は、元々タイルカーペットが貼ってある状態でした。
元の持ち主さんが、多少でも補強するつもりでタイルカーペットを貼ったのでしょう。
でも、タイルカーペットだけでは大した補強にはなりません。
なので、このタイルカーペットを剥がしながらコンパネを貼って、その上に化粧板を貼っていく事にしました。
タイルカーペットも再利用できるのですが、今回は憧れのフローリング仕上げを選びました。
<資材調達①>
まずはホームセンター・ケイヨーD2に行き、コンパネ・化粧板・ネジ・カーペット用両面テープを購入してきました。
コンパネはお店で2番目に安いものを選び、90cm×180cmのサイズで厚みが0.9cmで、1枚1,580円でした。
↑ 購入したコンパネ
↑ 購入した化粧板(タイル)
15cm×80cmのタイルと、15cm×40cmのタイルを適当に購入しました。
写真の値段は2020年8月現在のものです。
他の安いコンパネはこんな感じでした ↓
↑ 一番安いコンパネです。
売り切れることが多いので、在庫が不安定な事から使用しませんでした。
↑ 売り切れていましたが、ほとんど同じサイズの板が980円で売っている事も。
これはコンパネとは違い、木くずを集めて接着剤で固めたような板なんです。
チョットした事に使うならいいのでしょうけれど、10年先、20年先を考え、この板は選びませんでした。
今度、在庫があったら撮影しておきますね。
コンパネは、本当はこのままのサイズで使いたかったのですが、私の小さな車には乗らないので、1カット50円で半分にカットしてもらいました。
因みに、カット料金は<カットの回数>×<50円>なので、何枚か重ねてカットして頂くと安くなります。
<作業開始1日目>
そして、家に帰ってから床のタイルカーペットを一部剥がし、コンパネを敷きました。
写真のコンパネは、適当な所に6本ずつねじ留めをしていきました。
理由は、素人の私がやる作業なので、恐らくコンパネだけでピッタリはまるような簡単なお話ではないと思ったからです。
所々隙間が出来てしまうだろうから、その隙間をパテで埋めていく作業も必要になると思い、作業中にコンパネがズレてしまわないようにと固定ました。
↑ これも写真を撮り忘れたので、後で化粧板を1枚剥がして撮影しました。
作業中は一生懸命になり過ぎて、写真の事は忘れてしまうようです。
この写真のように、コンパネとコンパネの間に5mm程度の隙間ができてしまいました。
この程度の隙間なら、上から化粧板を敷いてしまえば、埋め込まなくても気にならないと思います。
ただ、隙間がある事が気になるので、時間があるときにでも埋めていこうと思います。
ちょっと大きめの隙間は、木工用のパテで埋めてみました。
結構、パテを大量に使いましたよ。
1日目(土曜日)の作業は、とりあえず90cm幅のコンパネを、家具を置いていない壁から部屋の中央に180cm×270cmだけ敷いて固定し、その上に化粧板を敷きました。
家具があるとどかさないといけないで、まずは簡単そうな部分からスタートです。
壁側には数mm単位のデコボコがあり、その分、コンパネを削らなければいけなかったのが大変でした。
糸鋸を使ったり、みのを使ったり、何をやってもテレビの達人たちのようにはいきません。
これは経験なんでしょうね。
1日目はそこまでで精一杯でした。
でも、それだけの面積があればテーブルと椅子が置けるもので、次の作業まで、その出来上がったスペースで過ごす事になりました。
↑ 使用した両面テープはこちら。
貼ったタイルの上で撮影しました。
<作業調達②>
翌日(日曜日)も作業をしようと思ったのですが、コンパネを買っただけで何も手を付ず、そのまま一週間が過ぎてしまいました。
言い訳ですが、色々と忙しかったんです。
この日に買ったコンパネは、部屋の端部分の中途半端なサイズに合わせてカットして頂きました。
カットは1mm単位で正確に出来るらしいのですが、直線ラインでしかカットしてもらえません。
部屋の残りの部分を正確にカットしてもらいたくても、幅が80.5cmの所もあれば、80.7cmの所もあり、隙間をパテで埋めればいいかと80cmでカットしてもらいました。
本当は少し大きめにカットしてもらって、部屋に合わせて削るべきなのでしょうけれど、過去にDIYでコンパネを削った時に手がボロボロになってしまったので、今回は削りませんでした。
便利な工具が揃っている方は、頑張って削ってみて下さいね。
因みに、ペンキ屋の友達にやって貰った時には寸分のくるいもなく、きれいにコンパネが敷き詰められていましたよ。
プロは凄いなあ・・・。
<作業2日目>
そして、次の土曜日に2日目の作業をしました。
コンパネは部屋の端に合わせて固定したので、コンパネとコンパネの間に隙間ができてしまいました。
そんな隙間を埋めたり埋めなかったりして、2日目は180cm×80.5~80.7cmの床を補強しました。
合計で、18cm×約350cmのスペースが出来上がり。
少しずつやっていると、全部出来るまで床の高さがデコボコしているので、転倒に注意ですね。
ここまでは、どかさなければいけない家具が座椅子や椅子とテーブルだけだったので簡単でした。
この後は重い家具をどかしながらの作業なので、ちょっとめんどくさかったですよ。
<作業3日目>
翌日の日曜日に3日目の作業。
この日は部屋のテーブルボードをどかしました。
↑ これはペンキを塗っていた時の写真で、この凹んだ空間にテーブルボードを置いています。
この部分の床は違う床材を貼っていたのですが、補強するために剥がしてしまいました。
因みにこの床材、以前紹介しましたが、1枚80cm×170cmで880円(2020年8月現在、税別)です。
↑ こんな状態で陳列されていました。
今回はこれを選ばないでタイルを選びましたけど、安く済ませるならこちらもおススメです。
ちょっと話が脱線しましたね。
テーブルボードの話に戻ります。
テーブルボードの移動は、本当は空っぽにして運ぶべきなのですが、私の場合は割れものだけ出して、引き出しの中はそのままの状態でゆっくりと移動しました。
大変な作業になると思っていましたが、わりとラクに出来ましたよ。
↑テーブルボードはこちら。
床を補強して化粧板を貼った状態です。
使ったコンパネのサイズは80cm×90cm1枚と、80cm×50cm1枚で、少々部屋の形に歪みがあるものの、いい具合にハマりました。
3日目はこの部分だけで作業は終了。
黙々と頑張っていたので、お昼ご飯を食べてからスタートして、気付いたら18:00くらいになっていました。
<作業4日目>
そして4日目は1週間後の土曜日。
テレビボードの一部をどかして、90cm×350cmの部分をコンパネで補強し、床材を敷いて行きました。
テレビボードとは言っても、テレビが載っている部分ではないので重くはありませんでした。
面倒だったのは、その周辺に置いてあったインターネットの配線。
本当に、コンセントやらケーブルタックやらLANケーブルやら、色んなケーブルが絡み合って大変でした。
ついでにWi-Fi用の棚も組み立てて、スッキリしましたよ。
<資材調達③>
翌日の日曜日は残りの部分のサイズを計り、コンパネと端のカバーを買ってきました。
使用したコンパネのサイズは90cm×79cmを3枚、79cm×79cmを1枚。
カットはコンパネ2枚を重ねてカットしてもらった事もあり、3回×50円で済みましたよ。
この日は買い物だけで終わり、次の作業は翌週の土曜日になりました。
<作業5日目>
そして5日目。
テレビのアンテナを抜き、台ごと移動し、茶だんすやクローゼット、鏡台を引きずりながらずらしました。
やはり、最後の部分は部屋の端の部分になるので、色々とデコボコがあったり歪みがあったり、真っ直ぐにハマりませんでした。
仕方ないので木工用のパテを流し込んだりしながら調整し、乾いてから化粧板を貼っていきました。
化粧板を貼るのは思ったよりも時間がかかり、350cmを1列(15cm幅)貼るのに10~15分かかりました。
化粧板はハサミで切ったり、カッターで切ったりしながら形状を合わせ、何とか化粧板を貼る作業を全て終了する事が出来ました。
<作業6日目 仕上げ>
翌日の6日目は仕上げの作業。
もともとこの部屋は店舗だったので、窓の形状が通常の住居と異なります。
住居の場合は窓部分にこのような端処理が必要ないと思うのですが、恐らく、一般的には玄関の床を貼った場合に端処理が必要になると思います。
切りっぱなしの化粧板をカバーするのに、このようなものを見つけました ↓
合成樹脂でできていて、ニッパー等でカットできるので使いやすいです。
これを床の端に両面テープで貼っていきました。
↑ 小さなゴミが気になりますが・・・。
この端材が有るか無いかで、窓を開けた時の見た目が随分と違ってきます。
床よりも低い位置にサッシがあるという事は、多分、店舗だった時の床がこのサッシの高さなのでしょう。
掃除がしにくい形ですが、何か商売をしたくなったら、この下の床を取り外すことが出来るそうですよ。
ここでは何もやらないですけどね。
これで床の補強は終了です。
計6日間、頑張りました。
使った材料と値段は以下の通りになりました。
化粧板(床タイル)
80cm×15cmサイズ→74枚×298円=22,052円(税込 24,252円)
40cm×15cmサイズ→74枚×158円=11,692円(税込 12,861円)
コンパネ 90cm×180cm×0.9cm 9枚
1580円×9枚=14,220円(税込 15,642円)
外角ミディアム(端材) 1mサイズ 3本
458円×3本=1,374円(税込 1,511円)
両面テープ 2個
580×2個=1160円(税込 1,276円)
木工用パテ(チューブタイプ) 2本
680円×2本=1,360円(税込 1,496円)
ねじ(240本入り) 1箱
480円(税込 528円)
実際にやってみて、私一人では1日で出来る作業ではないと思いました。
1日にかかった作業時間は大体5~8時間だったので、使うスペースを先に補強するか、家具の下など大変な場所から補強するか、計画を立ててからやるといいでしょう。
DIYに慣れている方なら1日で出来るのかも知れませんが、私のような初心者は、始める前に覚悟を決めておいた方がいいですね。
結果的には、やって良かったです。
大満足!
安い化粧板を使用する事も考えましたが、どうせやるなら好きなようにやってみたかったので、色んな色のタイルを買い揃えてみました。
賃貸中の部屋についても、住民さんがお引越しする時が来たら、自分で床を張り替えてみようと思います。
強度については、9mmの厚さのコンパネなので、床の上でエアロビクスや柔道の受け身なども出来そうなほどしっかりした感じです。
ただ、ものすごく硬いわけではありませんが、クッション性が感じられません。
私は硬い床の方がいいので満足していますが、高齢者の方や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭ではもう少し薄いタイプのものを選ぶか、転んだ時の対策をしておいた方がいいと思います。
薄いものを選んでも、転倒時の対策は必要ですけどね。
傷んでいる床で悩んでいる方は、時間のある時にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
補強作業が必要なくタイルを貼るだけなら、もっと短時間でできると思いますよ。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
素人のDIYによる床補強ですが、ご参考になればと思います。
つづく
📚黒幕の正体 / 100円動画講座 / ダイレクト出版
“これは都市伝説ではありません” 戦争・選挙・金融 世界中のあらゆる事件をネタに… 常に裏で利益をむさぼるある集団がいた… 国際情勢のあらゆる事象の背後には、 常に彼らの存在が見え隠れすると国際関係学の藤井 […]
☆星星のベラベラENGLISH(zip/2020年3月30日~4月6日放送まとめ)
☆星星のベラベラENGLISH一覧はこちら>> <2020年3月30日放送内容> カフェでタピオカを飲んでいる星星とレイア。 「タピオカって美味しいよね」とレイアが言うと、星星がお皿を出してレ […]