<内容紹介>
ここにある2人のパティシエがいます。
2人とも同じ専門学校を卒業後、ともに海外留学も経験し、そして同様に職人として才能があり、同じ有名スイーツ店で修行を積み、やっとの思いで独立しました。
現在もそれぞれのお店を経営しています。
一人は、毎朝オープン前からお店に行列ができ、閉店前には必ず売り切れてしまうほどの人気店のオーナー。
もう一人は、閉店時には商品が売れ残ってしまう閑散としたお店のオーナー。
彼は、新商品を追加するなどして、もっとお客さんに買ってもらえるように…と<毎晩試行錯誤して、悩んでいます。
一体なにが二人に違いを作ってしまったのでしょうか?
その答えはどこにあるのか?
なにか魔法のようなテクニックがあるのか?
その答えこそが、
顧客の購買行動を操る”脳科学マーケティング”です。
脳科学マーケティングとは、お客さんが「欲しい!!」つい買ってしまうような非常に面白い原理。
ここで先ほどの2人のパティシエの2つのお店の話に戻りましょう。
どのような仕掛けがお店に違いを生んでいるのか?
それは・・・
”商品のバリエーション”です。
「脳科学マーケティング100の心理技術」にはこう書いてあります。
脳科学によれば、
「人間は選択を行うと脳が疲労し
その後の意思決定が実際に困難になる」といわれています。
この事実を人間の購買行動に応用した実験があります。
〈コロンビア大学の実験〉高級食品店でジャム6種類、もしくは24種類から選択を迫られた場合のお客さんの行動を実験しました。
すると、6種類を提示された場合お客さんの30%が購入に至ったにもかかわらず、
24種類を提示された場合なんと、購入に至ったお客さんはわずか3%。。。
かなり驚くべき実験結果。
選択肢の少ない方が、多い場合よりも10倍も売れたのです。
またまた話は戻りますが、、
二人目のパティシエは、売上が低迷していることを理由になんとかお客さんを呼び込もうと新商品を売り出し、商品のバリエーションを豊富にしていました。
しかし、その”豊富な商品バリエーション”がお客さんの選択肢増やし、購買欲を減少させてしまっていたのです。
つまり、豊富な品揃えに見せたいばかりに選択肢を加えるのはよくない戦略…ということ。
売上が低迷している商品。
思い切って選択肢を削ってみることで、おもしろいことに売上が増えてしまうのです。
この原理は、みなさんが売っている商品が何であるかは関係がありません。あらゆるビジネスに有効です。
このように、脳科学を利用してお客さんに「欲しい!」と思わせる脳科学マーケティング。
すぐに使えて、面白いほど効果が出るのでぜひ、残りの99個の消費者脳科学テクニックをチェックしてみて下さい。
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