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日本において、国民服と言えば着物。
ですが、現在では洋服で葬儀に出席する人が大半を占めています。
そこには海外から影響を受けている部分もありますが、やはり洋服であっても、昔からの日本の慣習が受け継がれています。
なのでこのコーナーでは、日本の葬儀を考えた上での喪服についてお話をいたします。
そのため、まずはお着物についてのお話から始めたいと思います。
喪服について以前お話しましたが、葬儀のシーンに合わせて現在は3種類の喪服があります。
それは元々、仏教国である日本において、着物がベースになっている事は言うまでもないでしょう。
喪服の種類は、正喪服・準喪服・略喪服。
それぞれについてご説明すると以下の通りです。
故人との関係が三親等に当たる方が着る、第一礼服となっています。
男性の場合、喪主・遺族・故人との関係が近い親族が着用。
喪主が女性の場合、通夜の席から着用します。
男性の場合、喪主以外の遺族や親族、生前とても親しくしていた方が着用します。
通夜から葬儀・告別式、四十九日、一周忌など、どのような場面でも着用できる礼服。
女性の場合は、喪主以外の遺族・親族が着用します。
急な弔事での弔問や、一般的な会葬でのお着物です。
女性の場合は、一般会葬者や地域の葬儀に参列する際に着ます。
忌明け法要などには喪服に近いものを着ますが、一周忌、三回忌と回を重ねるにしたがって、喪の表現は薄くなっていくのが一般的。
一周忌までは正喪服(喪主・親族)・準喪服をお召しになり、その後は大体、三回忌までを略喪服にするのが無難です。
お着物の場合、日本においては仏教以外の宗教(仏式、神式、キリスト教式、無宗教式など)でも共通しています。
男性と女性のお着物が少々異なるのは、家長を男性とする日本の慣習から来ています。
服装については、各葬儀・故人とご自身の関係・立場に応じて、適した服装を選びましょう。
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